子宮内膜症シリーズ、不妊との関係を再アップします。
不妊症の原因の一つに子宮内膜症があります。
内膜症があっても妊娠される方もあり、内膜症は絶対不妊の因子ではなく、相対的不妊因子です。
なぜ内膜症が不妊因子になるのでしょうか。
新しく記事にしました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(初出:2007年11月)
(補筆修正:2008年11月28日)
(補筆修正:2015年3月27日)
(補筆修正:平成30年10月26日)
2018年10月26日
卵巣チョコレートのう胞
卵巣に内膜症病変が発生し、卵巣の中に血液がたまる病態があります。古くなった血液が、あたかもチョコレートを融かしたように見えるので、「卵巣チョコレートのう(嚢)胞」と呼ばれます。病気の名前にお菓子の名前が付くなんて、最初は珍しいな、と思いましたが、国際的にも「Chocolate cyst」でも通じます。
チョコレートのう胞は、その血液がたまるため、卵巣が腫大します。しかし、他の卵巣のう腫に比べて、茎捻転は起こしにくいです。茎捻転とは、卵巣のう腫がある程度大きくなると、一般的には5cmくらいからですが、卵巣の付け根の部分を「茎」とし、のう腫が回転(捻転)することで、この「茎」には卵巣を栄養する血管がありますから、卵巣に血液がいかなくなり、悪い言葉で言えば、卵巣が腐ってしまいます(壊死)。このときに非常に強い痛みを突然起こすことがあり、これを卵巣のう腫茎捻転といいます。
チョコレートのう胞は内膜症ですから、前に書いた「癒着」を多かれ少なかれ伴うことが多いです。チョコレートのう胞は、周りの卵管、子宮、骨盤壁、腸管に癒着していることが多いので、茎捻転はほとんど起こしません。
しかし、チョコレートのう胞が出来ることによる圧迫された痛み、周囲の癒着による痛み、茎捻転ではなく破裂する可能性、チョコレートのう胞があると排卵される卵子の質が低下する可能性、わずかながらもチョコレートのう胞のがん化も言われており、チョコレートのう胞は治療の対象となることが多いです。
治療の適応は、症状と大きさによります。
痛みがある場合、まずは鎮痛剤を使いますが、鎮痛剤が効かなければ、内膜症に対する治療の適応です。不妊症の場合、卵巣チョコレートのう胞 また大きさはおおむね5cmくらいを超えた場合に治療の適応となります。
治療は、「子宮内膜症の治療、ラインナップ」をご覧下さい。
その他、最近チョコレートのう胞のがん化がよく言われるようになりました。
年齢や大きさでがん化のリスクが異なります。チョコレートのう胞全体からみると、がん化するのは僅かですが、他方、卵巣がん全体でみると、40〜50歳代でチョコレートのう胞ががん化した方、決して珍しくないのです。
がん化については、別に書きました。
(平成30年10月26日修正)
チョコレートのう胞は、その血液がたまるため、卵巣が腫大します。しかし、他の卵巣のう腫に比べて、茎捻転は起こしにくいです。茎捻転とは、卵巣のう腫がある程度大きくなると、一般的には5cmくらいからですが、卵巣の付け根の部分を「茎」とし、のう腫が回転(捻転)することで、この「茎」には卵巣を栄養する血管がありますから、卵巣に血液がいかなくなり、悪い言葉で言えば、卵巣が腐ってしまいます(壊死)。このときに非常に強い痛みを突然起こすことがあり、これを卵巣のう腫茎捻転といいます。
チョコレートのう胞は内膜症ですから、前に書いた「癒着」を多かれ少なかれ伴うことが多いです。チョコレートのう胞は、周りの卵管、子宮、骨盤壁、腸管に癒着していることが多いので、茎捻転はほとんど起こしません。
しかし、チョコレートのう胞が出来ることによる圧迫された痛み、周囲の癒着による痛み、茎捻転ではなく破裂する可能性、チョコレートのう胞があると排卵される卵子の質が低下する可能性、わずかながらもチョコレートのう胞のがん化も言われており、チョコレートのう胞は治療の対象となることが多いです。
治療の適応は、症状と大きさによります。
痛みがある場合、まずは鎮痛剤を使いますが、鎮痛剤が効かなければ、内膜症に対する治療の適応です。不妊症の場合、卵巣チョコレートのう胞 また大きさはおおむね5cmくらいを超えた場合に治療の適応となります。
治療は、「子宮内膜症の治療、ラインナップ」をご覧下さい。
その他、最近チョコレートのう胞のがん化がよく言われるようになりました。
年齢や大きさでがん化のリスクが異なります。チョコレートのう胞全体からみると、がん化するのは僅かですが、他方、卵巣がん全体でみると、40〜50歳代でチョコレートのう胞ががん化した方、決して珍しくないのです。
がん化については、別に書きました。
(平成30年10月26日修正)
2018年10月25日
「風疹流行の持続」「MRワクチンて?」「男性も避妊?」 〜風疹に関する質問や話題〜
この記事は、2013年の風疹の大流行の際に書いたものです。
残念ながら、5年経過した今年、再度流行しています。
東京、千葉、神奈川といった大都市に多く見られるのも、5年前と同様です。
さて、風疹を予防するMRワクチンとは、どのようなワクチンなのでしょう。
MRワクチンは風疹と麻疹の混合ワクチン。
混合されている麻疹ワクチンですが、妊婦さんが麻疹に罹患すると流産や早産、死産率が高くなるため、やはり予防が必要です。
当院で集計したデータからも、妊娠を希望される20%の女性が、麻疹ワクチンを打たなければならない低抗体価です。
またこれもよく問い合わせのある質問ですが、
MRワクチンを初め、生ワクチンを接種した後は、接種後2ヶ月間の避妊期間が必要です。
接種後、2ヶ月くらいの間、ワクチンに含まれているウィルスの成分が体内を循環している可能性があるため、この間に妊娠した場合、妊娠中に罹りたくないウィルスに罹ってしまうことになるからです。
一方男性が接種した場合、避妊期間は必要でしょうか。
こちらに記事にしました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(補筆修正:平成30年10月25日)
残念ながら、5年経過した今年、再度流行しています。
東京、千葉、神奈川といった大都市に多く見られるのも、5年前と同様です。
さて、風疹を予防するMRワクチンとは、どのようなワクチンなのでしょう。
MRワクチンは風疹と麻疹の混合ワクチン。
混合されている麻疹ワクチンですが、妊婦さんが麻疹に罹患すると流産や早産、死産率が高くなるため、やはり予防が必要です。
当院で集計したデータからも、妊娠を希望される20%の女性が、麻疹ワクチンを打たなければならない低抗体価です。
またこれもよく問い合わせのある質問ですが、
MRワクチンを初め、生ワクチンを接種した後は、接種後2ヶ月間の避妊期間が必要です。
接種後、2ヶ月くらいの間、ワクチンに含まれているウィルスの成分が体内を循環している可能性があるため、この間に妊娠した場合、妊娠中に罹りたくないウィルスに罹ってしまうことになるからです。
一方男性が接種した場合、避妊期間は必要でしょうか。
こちらに記事にしました。
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(補筆修正:平成30年10月25日)
2018年10月22日
高度生殖医療で行われる卵巣刺激法 〜体外受精では排卵誘発を必ずしなければいけないの?〜
体外受精など高度生殖医療について、簡単に概論をお話ししましたが、今回は高度生殖医療にかかせない、卵巣刺激法についてです。
排卵すること、卵胞が発育することは、妊娠するために最低限必要な事で、生殖医療(不妊治療)では、内服薬や注射剤の排卵誘発剤がよく用いられ、これまで長い間、高度生殖医療ではより多くの卵胞を作り、より多くの卵子を得ることが治療を成功させるには良いとされて来ました。
高度生殖医療では卵巣刺激をしなければならないか、記事にしました。
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(補筆修正:平成30年10月22日)
排卵すること、卵胞が発育することは、妊娠するために最低限必要な事で、生殖医療(不妊治療)では、内服薬や注射剤の排卵誘発剤がよく用いられ、これまで長い間、高度生殖医療ではより多くの卵胞を作り、より多くの卵子を得ることが治療を成功させるには良いとされて来ました。
高度生殖医療では卵巣刺激をしなければならないか、記事にしました。
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(補筆修正:平成30年10月22日)
2018年10月09日
黄体機能検査 〜一般生殖医療〜
黄体機能とは、排卵後の黄体ホルモンの分泌機能のことで、ホルモン分泌が少ないと、不妊、流産、不正出血などの原因となります。
黄体機能不全と治療についてブログ記事を作成しました。
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(補筆修正:平成30年10月9日)
黄体機能不全と治療についてブログ記事を作成しました。
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(補筆修正:平成30年10月9日)
ラベル:黄体機能検査
2018年10月05日
クロミッド 〜排卵誘発剤の作用と副作用〜
クロミッド、は商品名。一般名はクロミフェンクエン酸塩(かつてはクエン酸クロミフェンとされていました)といい、医師国家試験でも取り上げられるほど、とてもメジャーな薬剤です。
クロミッドは内服の排卵誘発剤の代表的なもので、さまざまな原因による
・ 排卵障害
・ 無月経
・ 不妊症
・ 黄体機能不全
などの治療に広く用いられ、すでに40年を過ぎた臨床使用経験があります。また、不妊治療では、最も多くの患者さんに使われていると言っても過言ではありません。
クロミッドの作用と副作用についてブログ記事を作成しました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(補筆修正:平成30年10月5日)
2018年09月20日
避妊相談 〜子宮内避妊リング(IUD)〜
先週はメディカルモール・たまプラーザのとくうえ内科クリニックの徳植院長、山本皮フ科クリニックの山本院長と、いとう横浜クリニックの伊藤院長、ひろた内科クリニックの廣田院長との会合がありました。
私を含めた5人の先生は、昨年、平成19年にたまプラーザで開業した、いわば新米院長で、情報交換を目的に集まりました。
各先生とも、自身の医療技術を披露し、とても参考になるお話が飛び出しました。
私の専門、高度生殖医療について、皆さんから興味深い質問をいただきました。また一般的な産婦人科領域の質問として、先生方は地域に根ざした医療を行っているので、患者さんから聞かれることの一つとして、「避妊相談」を受けることが多いらしく、どうしたらいいのか、と言ったご質問がありました。IUD=子宮内リングを中心にご紹介した記事を作成しました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(初出:2008年3月4日)
(補筆修正:2018年9月20日)
私を含めた5人の先生は、昨年、平成19年にたまプラーザで開業した、いわば新米院長で、情報交換を目的に集まりました。
各先生とも、自身の医療技術を披露し、とても参考になるお話が飛び出しました。
私の専門、高度生殖医療について、皆さんから興味深い質問をいただきました。また一般的な産婦人科領域の質問として、先生方は地域に根ざした医療を行っているので、患者さんから聞かれることの一つとして、「避妊相談」を受けることが多いらしく、どうしたらいいのか、と言ったご質問がありました。IUD=子宮内リングを中心にご紹介した記事を作成しました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(初出:2008年3月4日)
(補筆修正:2018年9月20日)
2018年08月29日
風疹抗体検査とMRワクチン接種のお勧め 〜当院の検査データを元に、今妊娠を考えているカップルへ〜
2014年の横浜市青葉区医師会の学術集談会で発表した、「妊娠希望世代の女性の風疹・麻疹抗体価 」をFacebookにアップしたところ、反響を頂いたので、こちらのブログも補筆修正して再アップしました。
今年も5年前の大流行が首都圏を中心に懸念されています。
風疹をはじめ、妊婦さんが罹ると流産、早産、赤ちゃんの病気を引き起こすウィルスの病気、そして最新の風疹流行情報はこちらをご覧下さい。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(初出:2013年4月11日)
(補筆修正:2014年3月9日)
(補筆修正:2018年8月30日)
今年も5年前の大流行が首都圏を中心に懸念されています。
風疹をはじめ、妊婦さんが罹ると流産、早産、赤ちゃんの病気を引き起こすウィルスの病気、そして最新の風疹流行情報はこちらをご覧下さい。
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(初出:2013年4月11日)
(補筆修正:2014年3月9日)
(補筆修正:2018年8月30日)
2018年04月05日
AMH(抗ミュラー管ホルモン)測定のおすすめ
卵巣の予備機能、簡単に表現すると「卵巣年齢」を知る検査の一つで、近年注目されているのがこの抗ミュラー管ホルモン(アンチミュラリアンホルモン)。英語の頭文字をとってAMHとも呼ばれています。
皆さんの卵巣には、これから排卵する卵胞(卵子が入った袋)は、卵巣に原始卵胞という状態で準備されています。女の子としてこの世に誕生し、思春期を迎えて月経が始まりますが、この間この原始卵胞はものすごい勢いで消費されていきます。1か月に1個だけ、じゃないんです。こちらの記事も参考にして下さい。
そして、この原始卵胞が消費しつくされた状態、それが閉経です。
AMHの詳しい解説や、当院の患者さんの検査成績はこちらをご覧下さい。
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(初出:2012年9月9日)
2018年4月5日更新
皆さんの卵巣には、これから排卵する卵胞(卵子が入った袋)は、卵巣に原始卵胞という状態で準備されています。女の子としてこの世に誕生し、思春期を迎えて月経が始まりますが、この間この原始卵胞はものすごい勢いで消費されていきます。1か月に1個だけ、じゃないんです。こちらの記事も参考にして下さい。
そして、この原始卵胞が消費しつくされた状態、それが閉経です。
AMHの詳しい解説や、当院の患者さんの検査成績はこちらをご覧下さい。
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(初出:2012年9月9日)
2018年4月5日更新

