医療監修日記、まだ書いている途中ですが、本日、
映画「ジーン・ワルツ」の「0号試写(仮)」を観て来ました。まだ興奮冷めやらず、率直な感想を書きます。
0号試写(仮)、とは試写前の試写、つまり0号なんですが、今夜はまだその前のもので、出来立てほやほや、プロデューサー達も、初めて通して観る、という貴重な機会でした。
率直な感想として、とても面白かった。
自分も映画製作の一端に加えていただき、
脚本の手直し、撮影セットのアドヴァイス、医学的な視点から誤りが無いか、監督やプロデューサーが目指す、よりリアルな描写をいかに作っていくか、自分なりに努力し、映画の撮影現場、裏側も垣間見てきたつもりでした。
ましてや脚本は何度も何度も読み返し、どんな映画になるか、自分なりの描写ができていたのにもかかわらず、作り上げられた作品は、メリハリが利き、とても美しく、リアリティーが重視され、感動や問題提起に富んでおり、2時間があっという間に過ぎました。
思い出のあるシーンは勿論、撮影立ち会っていないシーンにものめりこめて、現代医療、産科医療の抱える問題点、これをどのように医師が変えていこうとしているのか、さまざまな立場、エピソードを交えた、非常によく出来た映画だと思います。
また音楽と映像がとてもきれいで、BGM、BGVとして流していたいと思いました。
妊娠や出産を取り上げているので、全ての女性に観ていただきたい。また不妊や代理母出産など、社会問題でありながら、敬遠されがちな重いテーマをとても分かりやすく描いており、一人でも多くの人に観ていただき、考えるきっかけとして欲しいと思います。 本当にいい映画です。
エンドクレジットには、私の名前も出していただきました。
実際の映画に、自分の名前が出るなんて、思ってもみなかったので、感動を覚え、あらためて、このスタッフの中に加えていただいた喜び、感謝を噛み締めていました。
皆さん、是非観に行きましょうね。