2017年04月21日

低用量ピルの副作用チェックについて。  〜OCチェックシート、OCスクリーニング検査、血圧測定〜

本日より低用量ピル、ヤーズフレックスが処方可能となりました。

産婦人科クリニックさくらでは、OCやLEPを服用している方に、副作用チェックを行っており、本日より一部変更としましたので、こちらのリンク先でお伝えしています

当院のホームページが新しくなりました。
今後、この院長ブログは、ホームページ内のお知らせ院長ブログへ随時お引っ越しする予定です。
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2014年08月31日

月経困難症治療薬(低用量ピル)「ルナベルULD」が、9月1日から長期処方が可能となります。

現在低用量ピルとして国内で発売、処方されているものは、

LEP(低用量EP合剤):月経困難症のある方に保険処方される低用量ピル。

と、

OC(経口避妊薬):主に避妊を目的とし、他に月経前症候群(PMS)や月経不順の方など、月経困難症以外の副効用のために自費処方されている低用量ピル。

に大別されています。

そのLEPの中でも、これまでのOCよりもさらにエストロゲン含有量を低減させ、より副作用が起こりにくくしたものが、「ヤーズ」です。

同じLEPの「ルナベルLD」のエストロゲン量を少なくした、超低用量ピル「ルナベルULD」が発売され、1年を経過した為、9月1日より、長期処方が可能となります。

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エストロゲン量はルナベルLDの半量近くでヤーズと同等です。

これはピルの最大の合併症、血栓症を少なくさせ、また悪心(気持ち悪くなる)も少なくなることが期待されます。

「ルナベルULD」の発売を機に、従来の「ルナベル」は「ルナベルLD」と名称を変えましたが、こちらはこれまでと同じ成分量のままです。

適応となるのは、

・月経困難症
 いわゆる生理痛で、生理痛のない方には処方することが出来ません。

価格は、

・ルナベルと同額

で、自己負担は一月に2,000円ほどで、これに初再診料や処方箋料が加わります。


様々なピルが発売されることで、どのピルがいいのか、患者さん皆さんも動揺もあるかも知れませんが、沢山の選択肢があることは、これは合わないけど、こちらなら快適! と言ったことが多くなると思われます。

長期処方が可能となりましたが、当院では、副作用チェックの目的に、原則3ヶ月までの処方とさせて頂いております。


関連記事

・「低用量ピルの副作用チェックに脂質異常症の項目を追加します(2013年12月14日修正)  〜OCチェックシート、OCスクリーニング検査、血圧測定〜
・「月経困難症改善薬(低用量ピル)ヤーズの血栓症
・「40歳以上のピル処方は原則お断りしています。 〜避妊や治療目的にピルを処方されている方たちには治療法を見直しています〜
・「OC(低用量ピル) 〜子宮内膜症の治療法〜
・「OCのにきび、肌荒れ改善効果 〜OCの副効用〜

初出:2013年9月25日
修正:2014年8月31日
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2014年08月02日

シリーズ記事 「OCの副効用」 〜2014年8月2日補筆修正〜

OC、低用量ピルについて、何度か書いてきましたが、2008年9月に行った第2回メディカルモール・たまプラーザ健康講座での「OCの肌荒れ改善効果」の発表報告も含め、OCの副効用について紹介していくシリーズです。

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ラインナップとして、

月経痛
PMS(月経前症候群)
排卵痛
不正出血、月経不順
過多月経
にきび、肌荒れ
子宮内膜症子宮腺筋症も含む)
子宮筋腫
・ 卵巣がん、子宮体がん
・ 良性乳房疾患

について書いていきたいと思います。

副効用」って、あまり聞かない言葉かもしれません。
薬には「主作用」「副作用」、そして「副効用」がありますが、副効用はあまり注目されません。
OCにはたくさんの副効用があり、副効用目的に服用される方が、産婦人科クリニック さくらでも過半数です。

「主作用」「副作用」はお分かりになると思います。副作用は、「悪い効果」をさし、例えばOCの主作用は避妊、副作用は不正性器出血や嘔気・嘔吐、頻度が低いですが、むくみ、体重増加、さらに頻度が低いけれども重症なものに肝機能障害と血栓症があります
*参考「40歳以上のピル処方は原則お断りしています。 〜避妊や治療目的にピルを処方されている方たちには治療法を見直しています〜 」

「副効用」はその薬によってもたらされる主作用以外のよい効果で、OCの場合は、上に挙げたものが主なものです。

これからこれらを一つ一つ書いていきたいと思いますが、その他、こんなことは? こんな悩みが、といったことがありましたら、ご意見いただけると嬉しいです。


画像 1545.jpg

↑クリックすると大きくなります。

倒木更新」の新しい木の根元をアップで撮りました。親木を苗床にしているところがより分かるでしょうか。

初出:2008年11月22日
補筆修正:2014年8月2日
posted by 桜井明弘 at 18:14| Comment(16) | TrackBack(1) | 低用量ピル(OC、LEP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

月経困難症改善薬(低用量ピル)ヤーズの血栓症

1月17日の厚生労働省の発表を受け、朝日新聞、NHKをはじめ、多くのメディアで取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。
この話題は12月半ばより浮上してきていました。

発表内容は、当院でも処方している月経困難症改善薬(低用量ピル)、「ヤーズ」を服用している3名の女性が、昨年血栓症のため亡くなった、というものです。

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治療の副作用で生命を落とされた事は大変重く、ご遺族の方々にも深く哀悼の意を表します。


低用量ピル(OC、LEP)は避妊や月経痛の改善に限らず、様々な「副効用」があり、当院でも多くの方が服用されております。

もちろん100%安全な薬ではなく、その最も重篤な副作用が「血栓症」です。

今回の報道にもあったように、最も重い場合は亡くなることもありますし、生命に支障が無くても、血栓溶解剤を長い間服用しなければならなくなることもあります。

当院ではこれまでも血栓をはじめとした副作用対策を行ってきました。
これは国内のOC処方ガイドラインでは、問診のみで血液検査は不必要、とされているにもかかわらず、当院で処方している患者さんたちには血栓症を絶対に起こして欲しくないからです。

また、血栓症が増えてくる40歳以降の患者さんには処方を開始しない、また他の代替治療を提示しています。


この1週間、多くのヤーズを服用されている患者さんたちからの質問を受けたため、その回答をまとめました。

そのご質問は主に次の2つです。

・ヤーズは危険なのか、血栓で亡くなってしまうのか

・他のピルに変更した方がいいのか

まず、一番目の質問に対する回答として、ヤーズを服用されている患者さんの数をみてみましょう。
厚生労働省の資料から、ヤーズは発売後3年余りの間に、推定で18万7,000婦人年の処方があります。
幾つかのサイトでこの数字が誤って書かれていますが、これは1年間にヤーズを13 シートを使用すると仮定した場合の推定使用患者数で、これまでに、とか、昨年1年に、と言う数字ではありません。
つまり年間に18万人以下の方が服用されています。

今回亡くなった方は3名の方。多くの方は特に大きなトラブルも亡く服用されていることに留意して下さい。

さらに低用量ピルよりもずっと血栓症のリスクが高いのが、妊娠、出産です。
誤解を恐れずに書くと、血栓が怖くて低用量ピルを服用しない、と言うことは、血栓が怖いので妊娠出産を希望しない、とことになります。

また複数の医療機関でも指導されている、「ヤーズが他の低用量ピルよりも血栓のリスクが高い」と言うことはまだはっきりと分かっていません。
これは調査発表された論文によって、「ヤーズは他の低用量ピルよりも血栓の高い(後ろ向き試験)」とか「ヤーズと他の低用量ピルの血栓リスクが同等(前向き試験)」と、異なるのですが統計学的には、後者の方が信頼性が高いです。
いずれにしろ、血栓症の発症頻度が低いため、多くの患者さんのデータを集計しなければならず、なかなかはっきりとしたことが言い切れないようです。

是非とも国内での大規模な調査研究を行って頂きたいものです。


患者さんの皆さまに知って頂きたいのは、

・ヤーズを服用していても、今すぐ多剤に変えたり、中止したりする必要はありません。

・血栓の初発症状を知り、対応しましょう。

 血栓の症状は以下の通りです。足下から覚えて下さい。
 1.ふくらはぎや膝の後ろの痛み
 2.四肢の脱力、麻痺
 3.息切れ、息苦しさ、胸の痛み
 4.激しい頭痛
 5.視野狭窄(視界の一部が見えにくい)、嗅覚異常、構語障害(しゃべりにくい)

 これらの症状が出る場合には、直ぐに連絡を頂くか、連絡が付かない場合には服用を中止して、なるべく早く当院、または救急医療施設に連絡の上、受診して下さい。

・医師が処方を制限したり、服用の中止を勧めることにしたがって下さい。

・当院ではOC/LEPを服用されている場合、上記に示した副作用対策として、服用中の血液検査を行っていますので、必ずお受け下さい。


この期間、ヤーズをサイトで購入している方も受診され、質問されました。
国内のヤーズは医薬品であるため、医師の処方箋が必要ですが、タイなど海外から直接送られてくるそうです。
サイトを見ると、「トラブル、健康被害には一切関わりを持ちません」のような責任放棄。
また、国内で医薬品指定されているものは、医師または薬剤師の免許が無ければ輸入することが出来ません。
このような販売方法が違法であることは明確であり、それを購入している方も法に抵触するのか現在調査中です。
何よりサプリメントのような食品とは異なり、医薬品である以上、医師、薬剤師の指導が無ければならないため、このような販売形態、購入する姿勢には危惧を感じています。
コンタクトなども販売されているようですが、健康に関するものは、値段だけで無く、きちんと管理してもらうことを強くお勧めします。


低用量ピルの関連記事をまとめました。
FAQ  〜PMSと生理痛〜
シリーズ記事 「OCの副効用」
OCのにきび、肌荒れ改善効果 〜OCの副効用〜
月経痛軽減と月経量減少 〜OCの副効用〜
鎮痛剤の誤解 〜月経痛〜
不正出血、月経不順の改善 〜OCの副効用〜
子宮内膜症 〜子宮内膜症って? 今後の記事のご案内〜
子宮内膜症と疼痛
子宮内膜症の治療、ラインナップ
OC(低用量ピル) 〜子宮内膜症の治療法〜
子宮内膜症って? 〜子宮腺筋症〜
「ディナゲスト」 〜子宮内膜症の内服治療薬〜
卵巣チョコレートのう胞
子宮内膜症治療の保険適応低用量ピル、「ルナベル」が承認されました。
超(?)低用量ピル、「YAZ(ヤーズ)」、11月16日承認発売へ。
第2の超低用量ピル、「ルナベルULD」9月26日、発売へ。
プレトリートメント 〜高度生殖医療の実際〜
40歳以上の月経調整は、原則お断りしています。また避妊や治療目的にピルを処方されている方たちも、治療法を見直しています。
低用量ピルの副作用チェックに脂質異常症の項目を追加します  〜OCチェックシート、OCスクリーニング検査、血圧測定〜
ミレーナ 〜料金改定のお知らせ〜
子宮美人化計画 〜save myself〜 産婦人科クリニック さくらは5周年を迎えました。
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2010年11月06日

超(?)低用量ピル、「YAZ(ヤーズ)」、11月16日承認発売へ。


避妊のみならず、月経痛や子宮内膜症の治療、月経前症候群、肌荒れ、にきび等々、低用量ピル(OC)の効用は多岐に渡り、その恩恵を享受されている方も少なくないと思います。

そのOCのラインナップに、新しく「YAZ(ヤーズ)」が加わります。

YAZ.jpg

特徴は、
・含有されているエストロゲン製剤が従来の2/3に低減化されていること
・含有されているプロゲステロン製剤に、新しい、いわば第4世代のものが採用されていること。
・そのプロゲステロン製剤は抗男性ホルモン作用などが優れており、むくみやにきび、肌荒れに対する効果と同時に、血圧を上昇させにくい効果があります。
・これまでの避妊用OCと同様に4週間、1シート包装されており、服用の間違えが少なそうであること
などです。

またこの製剤は月経困難症、つまり生理痛がある方には保険適応され、自己負担は1シート2070円+処方料です。
尚、月経痛のない方への処方は自費処方となりますのでご注意下さい。

新しいプロゲステロン製剤への期待とともに、エストロゲン製剤が少ないため、従来のOCと比較しても、月経痛の軽減は勿論、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫への治療応用も可能性を秘めています。

主な副作用は胃腸障害や臨床検査データの異常、頭痛、不正性器出血などですが、重篤な副作用は国内の臨床試験では認められていないそうです。

当院でも発売当日から処方が可能となる予定です。すでに外来でもヤーズについて説明も始めております。

ご質問など、お気軽になさって下さい。
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2009年06月17日

不正出血、月経不順の改善 〜OCの副効用〜

OCを服用して、さまざまな副効用についてアンケートをとると、一番満足度の高いのが、実はこの項目で、「月経(消褪出血)が順調に訪れるようになった」というものです。

ご存知のように、OCは3週間服用後、2〜5日後に消褪出血が見られます。この数日後の出血はOCの服用を続けていくとほとんど同じ日程で起こるため、28日周期となります。

また不正出血は、OCの軽度の副作用で、よく見られるもののひとつですが、これは「低用量」だからこそ起こる症状です。低用量とは、OCに含まれるエストロゲン量が、ぎりぎり出血を起こさない程度に設定されていることからそう呼ばれていますが、患者さんによっては特に服用し始めたころ、せいぜい3ヶ月間くらいは出血がみられることがあります。3ヶ月以上、OC内服中の不正出血が見られる場合は、OCの種類を変えるなどの対策が必要です。

話題が逸れましたが、月経不順と同様に、OC服用中は通常不正出血がないため、OCの服効用として、満足度を高めている要因となっています。


・20日(土)、桜井加那子医師の診療は休診となり、杉山真里子医師が代診に当たります。
 当日午後3時より、「第3回メディカルモール・たまプラーザ 健康講座」を行います。ぜひお出かけください。

また、夏季休診についてお知らせします。
7月21日(火)から25日(土)まで、夏季休診とさせていただきます。
以上ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
ラベル:OC
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2009年03月03日

月経痛軽減と月経量減少 〜OCの副効用〜

OCによる月経痛と月経量、についてですが、厳密には排卵を伴わないため月経ではなく、消褪出血と言います。

OC登場前の、中用量ピルの時代から、月経痛減少と月経血量減少にピルの効果はよく知られ、広く使われてきました。
OC、ピルにより、排卵が抑制されることが月経痛軽減に大きく寄与し、また子宮内膜があまり肥厚しないため、出血量が少ないことも同様に月経痛を和らげます。出血が多いほど子宮が収縮し、痛みを伴うためです。

子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫による月経痛、過多月経への効果と同様、これらの器質的な疾患のないいわゆる「機能性」月経困難症にも効果がみられます。
月経痛軽減、月経血量減少は、OC服用後の満足度調査で第3、4位にランク付けられており、半数近くのOC服用者が実感しています。

実際の診療室でも「生理痛を軽くしたい」とOCを開始される方も多いですし、そのほとんどの方に効果が見られています。「生理の量が少なくなった」との声はほとんどの方から聞かれます。一部の疾患、特に重症の子宮腺筋症や子宮内膜症の方で、十分な効果が見られず、ディナゲストなど他の治療法を選ばれている方もいらっしゃいます。

子宮内膜症や子宮筋腫で手術が予定されている場合でも、手術の日までに起こる月経に備えて、服用している方もありますが、「副作用」である血栓症予防のため、手術の1ヶ月前から服用を中止することをお勧めします。

月経痛は、適切な鎮痛剤を服用する(対症療法)ことで上手くコントロールできない、つまり「効かない」「胃が痛い」などの場合、OCの開始を検討します。
また過多月経は、貧血による症状や、症状がなくても血液検査で貧血の診断をされた場合、月経量が多いため、と判断されたら治療を開始、その中でOCも治療の選択肢となります。

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2008年11月24日

OCのにきび、肌荒れ改善効果 〜OCの副効用〜

OCがにきびや肌荒れに改善効果がある、これはすでにEBMとして認められつつあります。

お肌のトラブルは、いろいろな原因が複合して起こりますが、男性ホルモン、特にテストステロンが酵素により変化したジヒドロテストステロンは、皮脂腺内でにきびや肌荒れの原因として有名です。

OCを内服することにより、テストステロンの原料、プロゲステロンが、排卵を抑制されるため卵巣からは分泌されなくなります。これによってテストステロン、ジヒドロテストステロンの生合成が低下し、ひいてはお肌のトラブルが改善する、という理論です。

OCにも黄体ホルモンが含まれていますが、この黄体ホルモン、より新しいものが配合されているものほど、世代が新しいもの、と分類されています。
第2世代の「トリキュラー」「アンジュ」「トライディオール」、第3世代の「マーベロン」は、男性ホルモン作用が少ない、とされており、肌荒れトラブルには向いているといえます。

第2回メディカルモール・たまプラーザ健康講座で、ご紹介したいくつかの医学論文から引用しましょう。

「OC服用後、3ヶ月で男性ホルモンの低下が見られる」
3ヶ月ごとに見た、血液中の男性ホルモン、テストステロンと遊離テストステロンの値は、3ヶ月目から明らかに低下し、1年くらいかけて、徐々に低下し続けます。

「OC服用後、3ヶ月で重症なにきびがなくなる」
服用前と比べて、重症度の高いにきびは3ヶ月で消失、軽症の比率が高くなります。

「OC(第3世代)服用後、3ヶ月でにきびが半分以下、6ヶ月で2割弱に」
第3世代OC、マーベロンの服用データです。ただし、OCにより新たににきびが少ないながらも発症することがあります。

「OC服用女性の2割弱ににきび、肌荒れが改善したと自覚がある」
月経が順調になった、避妊効果が高い、月経痛が軽くなった、月経量が少なくなった、などに続いて、OCの利点として挙げられています。

実際に診療室でも肌荒れの改善目的に始めたい、とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますし、すでに服用している方に改めてお肌の状態をうかがうと、そういえばよくなったと思う、などと答える方も多く、効果はあると思います。

この副効用目的に始められる前に男性ホルモンを測定し、内服後数周期ごとに比較すると、さらに効果が分かりやすいかもしれません。


左の「カテゴリ」に、このシリーズ記事、「OCの副効用」を加えました。どうぞご利用ください。

記事修正とお詫び
ルナベル」を発売している日本新薬の医薬品情報提供担当者から、OCの第2世代と第3世代の誤りを指摘していただきました。皆様にお詫びと訂正をお知らせします。



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