2016年04月23日

患者さん満足度アンケートにご協力頂きありがとうございました

患者さんに安心してより良い医療環境の中で診察を受けていただけるよう、4月11日〜22日まで実施いたしました。実に196名の方から貴重なご意見を頂くことが出来ました。
ご協力頂きありがとうございました✨

このアンケート結果を基に、施設や職員の対応を見直して反映していきたいと考えております🏥

アンケートの集計が終わりましたら、改めてお伝えします😃
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2016年02月04日

スマホアプリが完成しました

産婦人科クリニックさくらは、スマートホン用のアプリを制作しました。

お手持ちのスマートホンで、

App Store、もしくはGoogle Playにアクセスし、

「産婦人科クリニックさくら」

と検索して下さい。

インストールはもちろん無料です。

スマホアプリ.jpg


アプリには、
・診療情報
・基礎体温
・診療予約メール発信
などの機能が備わっています。

皆さまに可愛がって頂きたいと思います。

また、ご意見、ご要望など、お受け致します。

ラベル:アプリ
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2010年08月30日

SeeSaaブログのiPadアプリ

SeeSaaブログのiPadアプリが出ました。
これまではiPhoneアプリのみだったようです。

iPhoneからブログを書くのは、写真添付する方にはいいと思いますが、私のように文が主体だと入力が不便です。

その点、iPadはPCほどでは無いけれど、まだ入力のストレスが軽いですよね。

と言う事で、この記事は初めてiPadから入力しています。

そう言えば、つい先日、田園都市ドットコムの担当の方に、朝の電車内で、熱心にiPadいじってる人がいて、よく見たら桜井先生でした、と言われました。
だったら声掛けて呉れればいいのに、と返しましたが、この記事も田園都市線車内で打っています。

今日はちょっと医療から離れた記事でした。
posted by 桜井明弘 at 08:30| Comment(1) | TrackBack(0) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月16日

3月の待合室の香りは『リバランスブレンド』です。

今日は、3月の待合室の香り、『リバランスブレンド』を紹介する記事をスタッフに書いてもらいました。

今年から診察室の香りをさくらトリートメントのセラピスト、竹本昌栄さん、橘誠子さんにお願いしています。
その他に待合室にアロマに関する本や月刊なちゅらるタイム’sを提供していただいてます。
皆さんに大変ご好評を頂いております。まだ読まれていない方は是非一度お手に取ってください! 役に立つ面白い情報がたくさんです。

3月は冬雪から春へ移り変わる不安定な季節です。寒い冬にため込んだ心
のモヤモヤやカラダの冷えも外へ出たがり始めています。『リバランス
ブレンド』は春へ向けて心とカラダの扉を開き自分自身の持っているパ
ワーをアップさせてくれる香りです手(グー)
リバランスブレンドはフランキンセスとプチグレンオレンジとベルガモットとオレンジスイートのミックスです。
それぞれの香りの特徴と働きをご紹介いたします。

フランキンセス

この香りはウッディで少々スパイシーな深みのある香り。ほのかにレモ
ンに似た香りを含んでいます。
古くから寺院や祭壇で使われてきた香りで心を安らかにしたいときに最
も適した精油の一つです。特に緊張しがちなときにオススメです。また
イエス=キリストが幼子のときに贈り物として捧げられたことでも知られ
ています。人の気持ちを慰めリフレッシュさせるため過ぎ去った過去と
結びついた不安や強迫観念に襲われた心理状態、仕事からのストレスい
らいらしがちな精神状態を平常に戻してくれます。呼吸器系に対しても
素晴らしい働きがあり息切れや鼻風邪、気管支炎、せき、咽頭炎などの
緩和のサポートにもなります。


プチグレンオレンジ

この香りは気分を爽やかにするフレッシュで親しみやすい香りです。
気分が落ち込んでしまったときに不安や疲れを癒し、自信を与え、心を
リフレッシュしてくれます。神経系の鎮静剤として働きリラックス特性
があるので心拍の亢進や不眠症を伴う不安症にも効果があります。また
マイルドな免疫系刺激剤として働き、病気に対し体全体の抵抗力を強め
ると言われています。更には病後、衰弱状態であるときにも効果的に作
用し体をリフレッシュさせ、甦らせてくれます。


ベルガモット

この香りは柑橘系の中でもよりデリケートで暖かみがあり爽快感をフローラルにした甘い香りが特徴です。
心を鎮静させると共に高揚させる働きがあるので交感神経系の活動を鎮
め怒りやいらだち(フラストレーション)を和らげると言われています。泌尿管系に対して殺菌消毒剤としてのサポートや感染症、炎症、特に膀胱炎に効果的です。また消化不良や消化困難、疝痛、不消化などによる胃痛や食欲喪失、気管支炎、呼吸困難、扁桃炎などにも効果的と言われています。


オレンジスイート

この香りは甘くフルーティーなオレンジの香りです。
疲れや緊張を解きほぐし、安らぎを与え、気持ちを明るくしてくれま
す。不安なとき、憂鬱で滅入る傾向にあるとき明るい気分になりたいと
きに最もよく使われる精油の一つです。ネガティブや憂鬱な気分になっ
たときに心に小さな光を与えてくれる力があります。安眠の精油として
も人気があります。

花粉症で苦しく憂鬱な毎日を送っている方に少しでもマスクがたのしめ
る情報をひとつ♪
マスクの中にお気に入りの精油をたらしたガーゼを忍ばせます。
いつもとは違う気分になり癒されます。ぜひお試し下さい☆

4月の香りも楽しみですね! またご紹介いたします。


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2008年02月13日

さくらトリートメント、バレンタインキャンペーン情報

昨日も少し触れた、さくらトリートメント、バレンタインキャンペーン情報です。

さくらトリートメント
の竹本昌栄さん、橘誠子さんから、日ごろの感謝の気持を込めてプレゼントの準備があります。

バレンタインキャンペーンですので、今週中にさくらトリートメントをご利用の方(先着順、限定10名さま)が対象だそうです。

もう残りは13、14日しかありませんので、いつもご利用くださっている方、利用したいけど、と思ってらっしゃる方は是非この機会にどうぞ。

スタッフ院長も体験済みですが、これはお勧めですよ。


年末にお配りした「クリスマスプレゼント」の期限も今月いっぱいです。
ご利用はお早めにご予約ください(月末近くになると予約が取れない可能性があります)。

トリートメント内容はこちらをご覧下さい。


営  業  日

火 曜 日   10:00〜13:00(最終受付)
水曜日・木曜日  10:00〜13:00(AM最終受付)、
           15:00〜18:00(PM最終受付)

ご予約・お問い合わせ

080−5089-0186
sacra.tamaplaza@ezweb.ne.jp

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2007年12月22日

「今月の香り」と「さくらトリートメント受けました(院長)」

本日は、竹本さんの「今月の香り」と院長の「さくらトリートメント受けました」の2本立てです。

まずは竹本さんから。

「今月の香り」

今週からクリニックさくらの待合室の香りを「今月の香り」と題して季節に合わせた香りのご提案をさせて頂く事になりました。

今週から来月中旬まではゆずの精油がベースの「和の香り」のご提案です。
1年中でもっとも昼が短く夜がいちばん長くなる冬至(12月22日頃)と、もうそこまで来ているお正月にちなんで和の香りのご提案させて頂きました。
爽やかでどこか懐かしい香りは、年末年始の雑事で慌ただしい気持を落ち着かせ、日本人らしい穏やかで優しく、温かい気持へ導いてくれます。
また、喉の炎症を抑えたり風邪予防の効果も期待できます。

暮らしに役立つ情報紙
月刊 !! なちゅらるタイム's 〜 心と身体へ優しい暮らしをしませんか〜
のご用意も始めました。
毎月、季節に合わせたご自宅で出来る簡単健康法や初心者向けのアロマテラピーやリフレクソロジーの情報をお知らせしたいと思います。
産婦人科クリニックさくらの患者様が少しでも快適な毎日を送れるようなご提案をさせて頂きたいと思っております。

さくらトリートメントではリフレクソロジーの施術だけではなく
リフレクソロジーやアロマテラピーに関するご質問等も無料で行っております。
ご遠慮なくお声をおかけ下さいませ。

また、こんな情報が欲しい!等のご意見がございましたら
ご遠慮なくおっしゃってください。
出来る限りご要望にお応え出来るように
月刊 !! なちゅらるタイム's やブログなどに
アップしていきたいと思っています。


竹本 昌栄


続いて、院長、リフレクソロジー初体験!です。

アロマトリートメント、リフレクソロジーの「さくらトリートメント」が開始して、早2ヶ月、定期的にご愛顧下さる方も増えてきました。

竹本さん、橘さんにお願いして、産婦人科クリニック さくらでアロマトリートメント、リフレクソロジーのサービスを提供し、また皆さんにお勧めしているものの、スタッフは受けているのに、実を言うと院長の私が未体験でした。

女性に比べて(?)、男性の私はほとんどマッサージ未体験者。
たった一度だけ、あまりに疲れているときに大阪で受けただけです。

竹本さんのような素敵な女性にしていただくことが、そもそも考えられない、と言った面持ちでした。

リフレクソロジーですから、当然リラックスするため受けるのに、パウダーを塗っていただくときにも、かちこちで、どうやって力を抜いていいのか分からず、竹本さんも苦笑。

足の裏のつぼを押され、自分は疲れ知らずだと思っていたのに、あちこち痛いふらふら、でも気持ちいいわーい(嬉しい顔)、「そこはどこですか?」「頭です」「がく〜(落胆した顔)!? 頭悪いですかモバQ?」「いえ(苦笑)、下垂体ですねー」「下垂体、いつも患者さんに下垂体ホルモンの説明してるのに…。 そこは?」「頚、肩ですね。疲れてるみたいですね」「肩とか凝ってるのかなあ。 そこは?」「胃腸です。忘年会続きですか?」「なんだかどこもかしこも痛く感じます、気持ちいけど。全身悪いみたいですね」「皆さん疲れてるとそうですよー」「竹本さん、眠気に負けそうです」「寝ちゃっていいんですよ(わーい(嬉しい顔))」「でもどれだけ気持ちいいか、ブログに書かなきゃだから…、眠い(睡眠)

気持ちよさは、これまで体験したことのない感覚。身体はリラックスして寝ているのに、意識はわずかながら残り、何をされているか分かる。たとえようのない心地よさぴかぴか(新しい)。これがリラックスしている感覚なのかー。

改めて、リフレクソロジーの威力に驚きました。
そういえば、リフレクソロジー、お受けになってすぐに診察室に入ってらっしゃる患者さん、皆さん、いい笑顔してますよねーかわいい

疲れたときにリフレクソロジー、定期的にリフレクソロジー。
どちらがいいんだろう。

竹本さんに聞くと、その方のライフスタイル、ライフサイクルに合わせていい、との事。
月経痛の強い方、月経の1週間くらい前にお受けになると軽くて済む、とか、PMSに悩んでいる方も、排卵期にお受けになるとPMSが軽減される、など、女性の場合は月経周期にあわせた利用法もあるようです。

竹本さんと、不妊患者さんにお受けいただいて、妊娠率が向上グッド(上向き矢印)するような効果があるといいですね、と話していました。いずれ、皆さんに提案していきたいと思います。

桜井明弘
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2007年11月23日

さくらトリートメントが始まり1ヶ月が経ちました。

本日もスタッフが書いてくれたトリートメントの感想とご案内です。

さくらトリートメントの日は火曜・水曜・木曜で場所は5番診察室の奥です。
いつも5番診察室を使っているのに気付かなかった!という声もちらほら。
このお部屋はクリニック内で一番いいお部屋です。陽当たりがよく温かいので日中は暖房要らずです晴れ
ご利用になられた方々はいかがでしたか??
私は肩こりと目の疲れが気になっており、たまにマッサージには行っていましたがなかなか改善せず、今回リフレクソロジーを受けてちょっとびっくりしたことがありました。翌日、予想以上に足が軽くて全身すっきりした事です。
継続はなかなか難しいモノですがこれが続いたら・・・と思いました。
くすぐったい感じもなく、30分は本当にあっという間でした。
15分のお試しコースも出来ましたのでご興味のある方はお気軽にお試しいただけますかわいい
興味のある方はお部屋の見学も出来ますのでお声掛けください。
posted by 桜井明弘 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(3) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

さくらトリートメント 新メニュー「お試しコース」のご案内

ご好評いただいています、「さくらトリートメント」ですが、「興味あるけど」「どんな内容なの?」といったご質問を受けます。すでにリフレクソロジーやマッサージをお受けになってらっしゃる方も多いかと思いますが、「さくらトリートメント」を、試しに受けてみたい、待ち時間の合間などにもう少し気軽に受けたい、と言った声も聞かれます。

竹本さん、橘さんと相談し、新メニュー「お試しコース」を新設してもらいました。これまでの「さくらコース」60分「プチさくらコース」30分に加え、15分のコースです。料金は「パウダー」1500円、「オイル」2000円です。

産婦人科クリニック さくらのスタッフもトリートメントを受けており、今日はスタッフの一人、Tが感想を書いてくれたので紹介します。
とてもうまくさくらトリートメントの雰囲気を表してくれています。

ベッドに横になり、目を閉じるとアロマオイルの良い香り。
ベッドは保温されており、背中がポカポカ温まる。まるで陽だまりの下で寝ころんでいる気分かわいい眠い(睡眠)
体調に合わせてオイルも選択ができるみたい。
肝心のマッサージは絶妙の力加減でコリをほぐしてくれるハートたち(複数ハート)
しかも完全個室なので気兼ねなく至福の時間を過ごすことができましたぴかぴか(新しい)


営  業  日
火曜日 10:00〜13:00(最終受付)
水曜日・木曜日    10:00〜13:00(AM最終受付)、
           15:00〜18:00(PM最終受付)

ご予約・お問い合わせ
080−5089―0186
sacra.tamaplaza@ezweb.ne.jp
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2007年07月18日

尿失禁の新しい治療

尿失禁、尿漏れ。

ひとにはなかなか相談しにくいことですし、病院、診療所で相談することなのだろうか。これは病気なんだろうか。

例えば、妊娠中。子宮が大きくなり、膀胱を圧迫し、膀胱が小さくなるため、意外と尿失禁は多くみられます。破水かと思った! と、びっくりされた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
産後、狭い狭い産道を赤ちゃんが通ってくるときに、腟の前にある膀胱に強い力が加わり、一過性に尿漏れがあること、これも決して少なくありません。

更に年齢を重ねるごとに、尿失禁、特に腹圧性尿失禁が増えると言われています。くしゃみしたり、笑ったり、走り出すときに、と言うきっかけが多いです。

当院では新しい尿失禁(尿漏れ)の治療機器「ssTES(仙骨表面治療的電気刺激) のどか」を用いた治療を開始しました。

女性の尿失禁の原因として多い「腹圧性尿失禁」は、出産や年齢による骨盤底筋力の低下や尿道抵抗の低下により起こります。
また、年齢とともに膀胱容量が小さくなることも原因の一つです。

仙骨(腰より下、お尻の上の辺りの背骨)の第2〜4番目には、骨盤内臓器(膀胱、子宮、卵巣など)を司る神経が通っています。この神経を刺激することにより、膀胱容量を増大させたり、膀胱、尿道括約筋や骨盤底筋を鍛えることが出来ます。

今回当院で開始する治療はこの第2〜4仙骨の神経を刺激する方法です。

ssTESの特徴は、骨盤底筋体操で効果のみられなかった方、薬物療法でも効果がない、副作用があった、といった方に効果が期待できます。
また、皮膚表面からの刺激なので、非侵襲的でリスクが少なく、これまでに重篤な副作用の報告はありません。

お産後の一時的な尿漏れにも効果が期待できます。また、年齢による頻尿にも効果があります。詳しくは、外来でおたずね下さい。


本日のブログ記事は、桜井加那子医師と院長が執筆いたしました。
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2007年06月29日

プリザーブドフラワー

PCのトラブルで、なかなか更新できず済みませんでした。と言ってもまだメインのPCが止まったままです。

今回もスタッフがブログを書いてくれました。本文にもありますが、スタッフが作ってくれたプリザーブドフラワーも院内にはあります。クリニックの雰囲気作りにとても役立っていると思います。


患者さんからのお問い合わせ第2弾として、今回はアロマと同様にご好評いただいている院内のプリザーブドフラワーについてご紹介いたしますかわいい

皆様ご存知かとは思いますがプリザーブドフラワーについて簡単に触れてみたいと思います。
英語で「Preserved」は、「保存された」という意味です。

花の一番美しいときハートたち(複数ハート)に刈り取って、すぐに樹液を取り除き、人体に無害な有機物と色素のプリザーブドという液にひたします。ドライフラワーと違って、やわらかさがいつまでも残りみずみずしく見えるのはプリザーブド液に浸しているためです。初めて目にする方は生花と間違えてしまうほどです。また現実にはない色合いの花を作り出すことができ、水を与える必要がないことも大きな魅力です。

プリザーブドフラワーはグリーンのものが多く、現在二百数十種類ありそのうち花物は数種類しかないそうです。数種類しかないとは驚きです。
ローズとカーネーションがメインに使われており、その他にあじさい、シンビジウム、デンファレ、ライスフラワーなどがあります。蘭やユリ、チューリップひまわり、ジンジャーなどは開発中だそうです。これらの花がプリザーブドフラワーになったらアレンジの幅が広がりそうですね。
ラスベガスのホテルや香港空港のロビーには数メートルのパームヤシが多数設置されていてなかなか気付きにくいとは思いますがそれもプリザーブド素材だそうです。

開院の際、加那子医師のお友達の方々から素敵な作品をいくつもいただました。IMAGE_109.jpg


IMAGE_100.jpg当院にはスタッフ手作りのものもあります。毎月増えますのでお楽しみに♪IMAGE_103.jpg


メディカルモールの1Fこうづま歯科にもお手製の沢山の素敵なプリザーブドフラワーがありまするんるん

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2007年06月21日

クリニックのアロマの香り

開院前に「香りのミーティング」のブログを書き、沢山の興味深いコメントを頂きました。今日は、スタッフが開院後のアロマサービスぴかぴか(新しい)について書いてくれました。

当院では受付カウンターでアロマを焚いています。
いい香りがしますね”と開院以来多くの患者さんから声をかけていただいています。今回は当院のアロマの香りについて紹介します。

人間には 香り=その時の場所や場面を思い出す という嗅覚と記憶の関係から、香りは重要な要素であると考えています。
開院前にアロマについて勉強し、考えました。クリニックの設計をするのもそうですが、産婦人科病院という受診するのにちょっと勇気のいる科での待合時間を、少しでもリラックスいい気分(温泉)していただける雰囲気を作っていきたい、ということから始めました。
人によって好みは様々ですが、柑橘系の香りは最も多くの方に好感を持ち、かつリラックス効果もあるということを考慮して決定しました。アロマは香りによって様々な効果があります。

今まで使用した香りを幾つかご紹介します。

4月は グレープフルーツ の香りを焚きました。
グレープフルーツは抗菌、血行促進、毒素排出だけでなく、甘酸っぱくさわやかな香りには落ち込んだ気分を高揚させるなど、心に働きかけるリラックス効果もあります。

5月は スイートオレンジ の香りを焚きました。
スイートオレンジはまろやかな甘い香りがします。
グレープフルーツと同様、リラックス効果は勿論のこと、抗菌、血行促進、健胃(胃の働きを良くする)、毒素排出、便秘や消化不良など消化器系にも作用します。その他美肌、肌トラブルにも効果がありますわーい(嬉しい顔)

5月後半は ユーカリ の香りを焚きました。
どうしても香りが強く出てしまうのでちょっと不評ではありましたが・・・。
麻疹(はしか)が流行った時期でもあったため試してみました。
ユーカリは抗菌、抗真菌、特に殺菌、抗ウイルス作用に優れパンチ、風邪やインフルエンザ、花粉症の時期には活躍します手(チョキ)

6月は スイートオレンジにレモンティートゥリーをミックス しています。
レモンティートゥリーはティートゥリーとレモンをブレンドしたものです。少しツーンとした香りがしますがスイートオレンジに混ぜると和らぎます。
ティートゥリー自体には精神的なリフレッシュ作用があり、肌のトラブルや抗菌、抗ウイルス、殺菌なども効果があります。
6月のじめじめ雨とした気候にあっているのではないかと思います。

病院によっては分娩の際にアロマの香りでリラックス効果や子宮の収縮作用を期待して用いる所もあるようです。
当クリニックはアロマポットに数滴たらし焚くだけの簡単な方法で、ご自宅でもお手軽にお試しいただけます。
当クリニックで愛用しているオイルは「生活の木」のオイルです。同じオイルの名前が付いていても、メーカーによって原料が異なるため、違う香りに感じられたり、「質」に差があるそうです。

患者さんのために、と考えたアロマの香りですが、反対にクリニックのスタッフが癒されいますいい気分(温泉)
次の香り等についても考案中ですひらめき
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2007年06月01日

院内迅速検査

血液、尿検査、細胞検査、病理検査など、当クリニックでは外部の検査会社さんに委託し、ほとんどの検査を行えるよう準備しましたが、今日は、当クリニック内で行える迅速検査、お問い合わせも多いため、書いてみます。

現在院内に設置した検査機器により、
・ 血液一般(血算)
・ ホルモン検査:LH、FSH、E2(エストラジオール)、P4(プロジェステロン)、hCG
・ 心電図、など
を行うことが出来ます。

「血液一般」とは、白血球、赤血球、血小板の血液中の主な細胞成分を測定でき、炎症の程度や貧血の有無、出血傾向が無いかを見ることが出来ます。
「ホルモン検査」には様々な項目がありますが、当クリニックでは、主に生殖医療(不妊治療)を念頭に、卵巣から分泌される女性ホルモン(E2、P4)、卵巣を刺激する下垂体性ホルモン(LH、FSH)、妊娠性のhCGは常に検査できるようにしています。
「心電図」は心臓から出る電気信号を解析する機器で、不整脈などの病気を見つけることが出来ます。なぜ、産婦人科で?と思われるかもしれませんが、当クリニックで行う手術の術前検査として行えるようにしています。
またクリニックと言う性格上、いついかなるときにも緊急を要する患者さんが来院されるかもしれない、受診中の患者さんの急変に対応するために心電図を置いています。
現在行われている横浜市の成人検診でも活用しています。

次回は月経周期の女性ホルモンの推移、排卵と妊娠、について触れたいと思います。
posted by 桜井明弘 at 03:29| Comment(0) | TrackBack(2) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

内装紹介 〜エントランス〜

内装紹介の第2回目です。

DSC00691.jpg最初はメディカルモール・たまプラーザの入り口をくぐり、2Fに上がったフロアにある、「産婦人科クリニックさくら」のエントランスから、クリニック内を見たところです。待合いのスペースから、受付カウンターが見えます。

エントランスにある情報掲示板です。同様のものが2つありますが、左手の階段から上がってきた方と、右手のエレベーターから入られる方のため、用意しました。DSC00690.jpg
ラベル:内装
posted by 桜井明弘 at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月13日

産婦人科クリニック さくら 内装紹介 〜受付カウンター〜

本日、4日目が無事に終了しました。皆さんのお話をゆっくりと聞かせていただいてます。何だか、脱線して余計なこともしゃべってしまいますが。

数回にわたり、内装をご紹介するシリーズです。

内装の設計は、メディカルモール・たまプラーザの設計も手掛けられた、秋田憲二さんが主宰されるHAKにお願いしました。
http://www.hak-web.com/

担当設計士は滝川淳さん。多くの斬新なアイディアをいただき、また私の理念、わがままをよく理解して、設計に取り入れてくださいました。同世代でもあり、色んな所で共感するものがありました。非常に細やかな気遣いをされる方で、設計にもその心遣いが表れていました。

施工会社は空建築家工房(株)のうつぎ原(すみません、字が難しくて変換されませんでした)社長、アルファスペースの坂本さんにお願いしました。
http://www.coo-kk.com/index.html
http://www.telgeo.com/map/telgeoSearchTelNumMenu.do?btnSearchTelNum=0&searchValue=042-789-7301

私と設計士の右往左往する意見に快く対応下さり、殊に坂本さんには、大変ご迷惑をおかけしました。うちの現場にもう来たくなくなっちゃったのではないでしょうか。

さて、今回アップするのは、夜の写真ですが(いきなり)、受付カウンターの後ろの壁です。
DSC00679.jpg

スポットライトは、滝川さんからのプレゼント。ありがとうございました。
今度は明るい「さくら」もお見せしますね。

また、待合い室内の、インターネットスペースに飾られた花々。
DSC00681.jpg

本当に沢山のお花をお贈りいただきました。50鉢近くまでは数えてたのですが、開業してからも続々届き、もう数えられなくなってしまいました。カメラマンが悪いので、綺麗に写ってませんが。
お一人お一人にまだちゃんとお礼も申し上げておりません、失礼しております。

インターネットスペースなのに、PCがない。そうなんです。お花に占領(?)されており、今はまだ置いていません。お花の後ろのステレオから、ピアノのジャズ曲が流れています。PC設置の暁には、待ち時間を有効にお使いいただくため、インターネットもご利用下さい。
また、このコーナーは待合室から外に向いて配置されています。婦人科は男性の入りにくいところ、ご主人連れの患者さんにもご利用いただきたいと思いました。

次回からは、エントランスから順を追ってお見せしたいと思います。
ラベル:内装
posted by 桜井明弘 at 00:24| Comment(3) | TrackBack(1) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

香りのミーティング

私の大切な友人の一人、take。さんと、うちのスタッフと、「香りのミーティング」を行いました。

「?」と思われる方もあるでしょうね。

クリニック開設に向けて、実に多くの方とディスカッションをし、貴重な意見を頂き、当方の理念や理想のクリニック像を話すうちに、次第に目指すべき姿が現れてきています。

take。さんとも、数回お会い頂き、本日、「香りのミーティング」を持ったのです。

内容については、余りにも詳しくtake。さんのブログに紹介されていますので、ここでは割愛しますが、本当に素敵な方で、いつもいい刺激を受けています。
http://plaza.rakuten.co.jp/nemunoki2006/diary/200703090000/

こんな方にアロマやマッサージをして頂いたら、本当に癒されるだろうなあ、と考えつつ、当クリニックも皆さんの悩み、苦しみからの解放を、少しでも多く、お手伝い出来たらなあ、との思いを強くしました。

どんな香りでクリニックを演出出来るのか、今、考えています。
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2007年02月21日

電子カルテ WINE STYLEに決定

以前の書き込みからの時間経過を考えると、「ずいぶんと決定までに時間がかかるものだなあ」思われるでしょうね。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/20870525.html
http://cl-sacra.seesaa.net/article/22280407.html

色々と情報提供してくださった皆さん、本当に有難うございました。
実に紆余曲折がありました。

最終的に医師である高橋究先生が開発されたWINE STYLEに決定しました。現在、導入前の打ち合わせに入っています。
http://www.kiwamu-dennou.co.jp/cgi-bin/WebObjects/KiwaDenn
http://www.apple.com/jp/medical/software/012.html
http://www.sunjapan.co.jp/step/wine/product/picture.html

決め手は、
・20年近くMacを使用しており(これを打ってるのはWinですが)使い慣れたMac OSであること
・インターフェースの美しさ、診察室の机上に置いたデザイン性
・現段階ではMacを標的にしたコンピューターウィルスがほとんどないこと。セキュリティーに関しては、電子カルテは原則イントラネットとし、院内に引くインターネットとの接続は行わない、つまり、ハード的に絶対に外部と繋がらないようにしますが、万が一外から持ち込まれたデバイスなどにウィルスが無いとも限りません。医療機関でお預かりする個人情報は非常に高度な情報で、一部たりとも外部漏出は許されないと思います。これについては別の機会に書きたいと思います。
・価格、これも大切ですね。
・営業担当者の人柄。最後まで悩んだ2社はどちらも非常に真摯でこちらの要望を聞き入れようとしてくれ、本当にお世話になりました。無理を言って、申し訳なかったと思っています。

この電子カルテをベースに、より効率的で、患者さんのためになるシステムが構築できるよう取り組んでいます。
診察室でごらんになれますので、是非内覧会で見て下さい。
ラベル:電子カルテ
posted by 桜井明弘 at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

内装工事開始

2月1日から、クリニック内装工事が始まり、8日、現地で打ち合わせを行いました。

DSC00525.jpgまだ電気のスイッチなどの位置の確認ですが、やっぱり徐々に出来上がる姿に、ちょっと興奮してしまいました。純白の外壁にクールなガラス、かなり現地でも目立った建物です。

DSC00523.jpgもう少し近寄ってみた写真です。中央のライトブルーのガラス面、相当凝った照明がされるようです。その左下、2階に当たりますが、ここが当「産婦人科クリニック さくら」の診療ブースです。

DSC00514.jpgクリニックの内部に入って、待合室から、エントランスから2階に上がる階段を見下ろしたところです。建物の中も白に統一され、とても綺麗です。



DSC00515.jpg
最後にクリニック内装の現段階です。まだ床が張られていない状態です。各部屋に電気、上水道、温水、排水、LANなどの配管が縦横無尽、足の踏み場もないほどです。
一つ一つ、依頼した通りになっており、どんどん形が出来つつあります。写真にはありませんが、天井は空調、換気の配管です。
posted by 桜井明弘 at 00:23| Comment(2) | TrackBack(0) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月24日

クリニックの家具

23日は休日を利用して、クリニックの家具を下見してきました。

家具を扱うお店は沢山ありますが、今回目を付けていたのがCrastinaさん。
http://www.crastina.co.jp/

開業後に皆さんにクリニックで目にして頂きたいので、詳しくは紹介しませんが、本日、早速2つのテーブルを注文しました。
一つはガラスとアルミニウムのテーブル、もう一つはレザーのちょっと意外なデザインのテーブル。
前者はクリニックのテーマにマッチしたもの、どちらも診察室に置こうか、考えるだけでもわくわくします。
診察室では、良くあるスチールのテーブルではなく、センスある居心地の良いものを置きたいと考えています。

また、待合室でご利用頂く椅子なども、候補にしたものが幾つもありました。
ラベル:家具
posted by 桜井明弘 at 00:04| Comment(5) | TrackBack(0) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月13日

電子カルテ導入(後半)

以前の記事の続きです。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/20870525.html
電子カルテを作る業者さんは沢山あり、既に3社にデモを行ってもらいました。
甲乙つけがたい、というか、どこも機能が今ひとつ。

産婦人科は超音波を使うことが多く、その分、画像が多くなります、これを巧くカルテで管理するのが難しい。画像は容量が大きいので、電カルに一々貼り付けると、電カルのサーバを圧迫する、重くなる。よって、画像サーバとして、もう一台のコンピュータ(CP)システムが隣に並ぶ。そうすると、この患者さんのこの日の画像は、と電カルから素直にリンク出来ない可能性も。
また、写真の取り込み方法。少し見えてきたのですが、画像を軽いjpegというフォーマットに変換すると、電カル上にあってもそれほど重くはならない。ただ、jpegだと超音波の器械から、一度MOに読み込んで、そのMOを再度電カルのCPに読み込まなければならない。
ダイレクトに超音波から「プリントボタン」感覚でCPに読み込ませる方法も勿論あるけど、DICOMと言う形式で、これは高画質向け、更に高価格のものらしい。するとそんな贅沢は必要ないかも知れない。

もう一つが時系列のカルテ。不妊治療で欲しい機能です。
分かりやすくは産科の妊婦検診カルテ、母子手帳。これは患者さんのデータが時系列、Excelで作ったような表になってますよね。何がいいかと言えば、一目で様々な所見の変化を捉えることが出来る。例えば、血圧が高めだなあ、あ、よく見るとこのころから悪くなってるな、とか。これを日めくりのカルテにすると、あれ、この異常所見は?? とぱらぱらと前のページを捲っていく。折角の電子化なのに、長いワープロ形式にこれまでの治療記録が並ぶのでは余り意味がない。見づらい。
不妊治療は各治療周期で、どんな排卵誘発法(自然、クロミッド、hMGなどの排卵誘発剤)、どんな治療(性交渉、人工授精、体外受精)かがまず分かるようにし、何月何日、月経周期第何日目には超音波で子宮の内膜が何ミリ、左右の卵巣に発育する卵胞が何ミリとこれが1周期で、数回必要な診察、所見です。この卵胞の発育はいい、とか、卵胞発育止まってないだろうか、と一目で見たい。
そんな思惑があり、時系列カルテを作って、とオプション的にお願いすると、ほとんどの電カル業者さんが難しい顔をする、特に大手ほど。
IT関連の企業、ベンチャーと言われる小さな若手企業ほどこの辺の対応がフレキシブルで、やってみましょうとか、前向きな意見をもらえる。

高崎で大きな産婦人科病院を営む、先輩の佐藤病院副院長ともその話になっており、佐藤先生も丁度それを解決すべく、小さな(失礼な意味ではありません!)業者さんにお願いをしているとのこと。また先日の国際ホスピタルショーで知り合った業者さんとも併せて話を進めていきたいと考えています。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/20834849.html

これら開発を考えている先生方の意見を聞いたり、実際にみせてもらったりしながら、よりよいものを作っていきたいです。
ラベル:電子カルテ
posted by 桜井明弘 at 03:09| Comment(3) | TrackBack(2) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月16日

電子カルテ導入

これまでクリニックや病院では、患者さんの診療記録、いわゆるカルテは医師、看護師、コメディカルによる紙の上に手書きされているのが当然でした。
数年前まではこれほどコンピューターが普及しているにもかかわらず、驚くことに電子カルテが認められなかったのです。

その理由はカルテ内容保全。悪く言えば、PC上の記録は、後から改ざんすることも出来たからです。

国のIT事業促進に伴い、上記の問題点が解決された電子カルテが認められ、今や多くの業種から、電子カルテが開発、販売されています。

電子カルテの利点は一体なんでしょう。

第一に診療の効率化が挙げられます。
PCが職場の作業効率に寄与し、家庭、個人でも所有するPCの便利さを享受している方は本当に多いと思います。
診療においては、患者さんの診察が終わり、カルテの入力が済むと同時に会計計算が終わります。つまり、スタッフにとっては複雑な医療会計を習熟する必要がなく、また会計のために患者さんをお待たせすることがなくなります。スタッフは効率化のお陰で手があいた時間を他の業務や患者さんへのサービスへと傾けることが出来ます。

次はリスク・マネージメントの点。
現在、医療界では、他業種に比べてリスク・マネージメントが遅れている、と非難されています。他業種でも「間違い」「ミス」はあってはならないですが、医療の現場での間違いは患者さんに致命的な損害を与える可能性があります。
ある一定の確率でヒューマンエラーは起こり得ます。ただ、エラーを限りなく0に近づける努力が必要で、カルテの電子化はこれを助けてくれます。
簡単な例ですが、字の汚い先生が、カルテに看護師に向けた指示を書き、それを読んだ看護師、相変わらず汚い字だなあ、これはこの薬だろうな、ともしも間違えてしまったらどうでしょう。PC上の文字に悪筆、良筆はありません。

そして省スペースに寄与することです。
電子カルテのシステム、クリニックの規模でしたら、家庭用のPC、とまではいきませんが、皆さんの職場で利用しているシステムよりもずっと小さなもので済みます。
一方で紙カルテを保存するための倉庫、大きな病院ではもの凄い設備が必要です。クリニックでも同様で、電子化することで限られたスペースの中にカルテ倉庫を作らなくて済む分、診察室や待合室に面積を割くことが出来ます。
当クリニックでも、待合室やトイレにゆとりを持った設計を考えています。
またカルテを持ち運ぶ作業も大変でした。今勤務している病院では、病院評価機構の認定を受けているのですが、カルテは集中管理が求められています。患者さんが来院、受付すると、地下のカルテ室に連絡があり(これは自動)、手作業でカルテを探し、外来棟の各階、各診療科に届けます。各診療科受付から各診察室へ。このような手作業が電子カルテによりなくなります。患者さんの診療受付が済むと、受付患者さんのリストが診察室のPC画面上に並んでいるんですから。
効率いいと思いませんか?

その他、電子化のメリットはまだまだありますが、デメリット、欠点もあります。
まずはこれまでフリーハンドで書いていたカルテをキーボード入力しなければならないこと、この点が最も電子カルテ導入に医療現場が二の足を踏むところです。手書き入力支援ツールも相当いいものが開発されてきていますが、そもそもPCって、文房具、筆記用具のはず。幸い我々の世代は入力業務やPCを扱うことに慣れているので、この点はあまり苦に感じません。
「キーボード診療」という言葉があります。PC入力は意識的に集中します、手書きよりも。その分患者さんの顔を見ない、画面を見つめる、患者さんの声に耳を傾けられない、そんな電子化の悪い面を揶揄した言葉です。
ブラインドタッチ、までいかなくても、入力業務に慣れれば、他の診療効率が改善している分、患者さんとのふれあいを却って持てるようになるのではないか、と思っています。

他にはセキュリティーの問題、患者さんの記録は相当高次のプライバシーです。ましてや産婦人科ともなると、なおさらです。悪いことにこれを盗もう、悪用しようとする人がいて、我々もセキュリティーには十分配慮していこうと思っています。
また、データ保全の問題。実はこのブログを書いていて、30分くらい書いた時点で一度文章を消してしまったのです。カルテではこれは許されませんね、同時に保管している記録も同様です。PCがダウンしたときの対策、停電時の対策も考えておかなければなりません。
通常、PCは二つのサーバーを併用し、どちらかがダウンしても、もう一方で診療が続けられるようにします。また、その日の診療分はその日のうちにDVDなどに記録し、安全に保管します。さらにシステムには無停電装置、と呼ばれる電源のバックアップ体制を敷きます。これは培養室の培養器も同じです。

さて、電子カルテ、どこの業者さんにしようか、と後半を書こうと思っていたのですが、流石にこのブログ長すぎて読むのも大変ですね、一度ここまでにしたいと思います。
ラベル:電子カルテ
posted by 桜井明弘 at 16:19| Comment(4) | TrackBack(2) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする