2007年01月04日

明けましておめでとうございます 2007

新年明けましておめでとうございます。2007年、初めのブログです。
昨年末は、「最後の」シリーズ、しつこいかな、と思いつつも、意外に好評(?)を頂きました。「最後の勤務」「最後の当直」も書こうかと思ったのですが、膨大な残務処理に追われ、こちらに手を付ける時間がありませんでした。

以前にSNSでも書いたのですが、年頭に当たり、私の「起承転結」について書いてみます。

2005年の年末、ふと感じたことから、思いが広がりました。
その時、上京して大学、医師になり、医療に携わって18年間が過ぎようとしていました。この18年とは、私が故郷の高崎市で送った高校までの18年間と同年数だったのです。
思いついたのは、高校まではこれからの人生を創るための「起」。大学から医者になって今までが職業の上で修行の期間である「承」。
元々人生70年くらいかな、と考えていたので、仮に72年と限定すると、人生を18年毎の単位として「起承転結」に当てはめ、この後18年を「転」とし、54歳からの残り18年を「結」として、のんびりと締めくくりたいと考えました。
つまり2006年は「承」の最後の年、今までの人生は、これからの後半生を規定すべく、歩んできた、と考えました。

そんなことを考えているうちに、今年の開業の話が持ち上がったのです。
ということで、今年は、「転」の始まり。
今年は転換の年とすべく、実りある1年にします。

まずは、皆さんに満足を与えられるクリニック作り、これを達成させなければなりません。

それにしても、「起承転結」、うまいこと考えたなあ。
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2006年12月28日

賛育会病院最後の外来

「最後」シリーズです。
日付は変わりましたが、水曜日の午前・午後外来をもって、私の賛育会病院での外来診療を終えました。とは言っても、常勤として、です。
1月からは、火曜日午後と、不規則ながらも水曜日午後の外来を担当します。
既に3月まで設定した予約枠は全て埋まってしまい、新たに予約を希望される方に、どこか外来診療が出来る日程がないか、調整しています。

賛育会の外来、着任するまで想像していた以上に、多くの患者さんが訪れる外来でした。それだけ、この病院の産婦人科のニーズが高いんだな、とみを引き締める思いで、外来に臨んでいました。

一番遅くまで診療にかかったのは、20時近く、一番お待たせしてしまったのは、受付から診療まで8時間、という自慢できない記録があります。
それでも待って、私の診療を受けて下さった多くの患者さんに、お詫びの思いと感謝の気持ちを表したいと思います。

着任するまで、大学病院でも外来を担当させて頂きましたが、患者さんと接する濃度が違いました。
賛育会病院では、基本的に担当医制であり、担当医である以上、自分の患者さんの診療・治療に責任を持たなければなりません。この責任とは、診療にあたる以上、当たり前に生じるものですが、ここでは、そのレベルが異なるのです。

そして、沢山の患者さんから、多くのことを学ばせて頂きました。
一つ一つ、今後も診療に活かせるよう、大切にして行きたいと思います。

皆さん、有り難う御座いました。
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2006年12月26日

賛育会病院最後の手術

また「最後」シリーズか、と叱られてしまいそうですが、たった今、双子の帝王切開を終えました。

思えば、5年前に腟壁裂傷で夜中に緊急手術で招集されたのが、この病院で初めての手術。以来この5年間、賛育会病院に手術をしに来たような気もします。
当院では、手術室で行われる手術の過半数を産婦人科が占め、さらにその約半数の手術に携わってきました。

ざっとした数で、腹腔鏡下手術600件、その他、子宮鏡下手術、開腹の婦人科手術、悪性腫瘍、帝王切開で1000件を超え、その他の小手術を加えると1500件くらいは手術したのではないでしょうか。

流石に涙は出ませんでしたが、この手術室では様々な思い出があり、患者さんのお腹を閉じ終える時、手術室のスリッパを片付けて退室した時、感慨深いものを感じました。

と言っても、年末まで当直は続くので、緊急手術など、無い方が患者さんにも我々にもいいのですが、きっとまた手術室に呼ばれるだろうなあ。

今夜は冷たい雨が本格的に降っていますね。皆様風邪など引かぬよう、ご自愛下さい。

私は賛育会病院の産婦人科医局で送別会をしてもらうので、これから浅草まで出掛けて来ます。おなかすいたー。
posted by 桜井明弘 at 19:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

順天堂大学産婦人科リプログループ送別会

先日は、私がこれまで所属していた、順天堂大学産婦人科のリプログループで、大学医局を離れる私の送別会をしてもらいました。

リプログループは、婦人科疾患の中でも、不妊症などの生殖医療、腹腔鏡を中心とした内視鏡化手術、無月経や月経不順などの内分泌疾患を対象にしています。
http://www.j-endoscopy.com/

私がここで得た診療技術、手術技術は勿論、研究の機会やヒントを与えてくれた、自分の医療の根本がこのグループにはあります。
開業後も密な連携を取りつつ、お互いに刺激し合える関係であり続けたいと思っています。
posted by 桜井明弘 at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

賛育会最後の土曜日外来

昨日16日は、年内最後の土曜日診療日でした。
今月で退職する賛育会病院では、5年3ヶ月前にこの病院に赴任した時から、土曜日の婦人科外来を担当し続けてきました。

週休2日制が定着した現代では、土曜日に来院される患者さんは当然多く、外来担当医の中でも、土曜日担当は、いわば「花形」の役割です。
私が産婦人科の中でも多くの患者さんを担当させて頂いた背景には、長く勤務していることと、土曜日の外来のお陰だと思います。

当初は「再診」患者さんの担当でしたが、「再診」とはいえ、予約されている再診と予約外でみえる、婦人科受診歴のある方を担当しており、午前中だけの外来でも、4時、5時、時には6時くらいまで外来が続きました。
この間待って頂いた患者さんや診療補助に付き合ってくれた看護婦さんには多大な迷惑を掛けました。

そのうち、「再診」=「予約患者さん」という図式に変化したものの、その日にしか来られない患者さんや、妊婦さんなどでどうしても診察しなければならない患者さんも予約定数に上乗せして予約していった為、やはり同様に夕方まで診察が続きました。
ここ1年くらいは、私は一部予約、他は予約外の婦人科患者さんの診察を担当、やがて、全て予約外、とさせて頂きました。
予約外なので、他の医師も自分の仕事を終えると、みんなで手伝ってくれますが、やはり昨日も私が最後まで残り、終了時刻は16時でした。

御陰様で、賛育会病院産婦人科では、分娩数、手術件数、外来患者数ともに、この5年間に右上がりで増加し、我々のスタンスや治療方針などに共感して下さる患者さんが本当に多くなりました。
これは、実際に受診されている患者さん達は実感されているのではないでしょうか。

年内最後の、とついた診療日はどの曜日も混雑しますが、5年間もの間、夕方まで続く午前外来を担当し続け、最後の患者さんの説明を終えた時には、流石に感慨深いものを感じました。

賛育会勤務も残すところ後2週間になりました。1月からも週に2〜3日、非常勤として勤務することになっている為、「退職」という本当の寂しさとは少し異なると思いますが、医局の諸先生や病院のスタッフ、そして本当に沢山の患者さんに恵まれ、皆さんにこれまでお世話になった事を改めて感謝しております。
posted by 桜井明弘 at 22:07| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

ある産婦人科医の至上の喜び

どうして産婦人科医になることを選んだのか、と産婦人科医として一番嬉しいことは? と言う質問は、これまで何度も受けたことがありますし、産婦人科医としての基本的なスタンスが表されているのではないか、と思います。
どうして産婦人科医に? は機会を別にして、今日は産婦人科医として一番の喜びを書きたいと思います。
誰でも自分の技術や能力を正当に評価されることは嬉しいことです。これまで培ってきた努力が実ったと実感出来ます。

産婦人科医は、分娩に立ち会う、喜びの瞬間を分かち合うことが出来ます、これは他の科の医師では決して経験出来ない素晴らしい体験です。勿論、昨今の産科医療、分娩時のトラブルなど、予期し得ないことが瞬時に訪れるため、喜びばかりか緊張の連続でもあります。
不妊治療を行っていて、やはり患者さんが「妊娠反応が陽性でした」「基礎体温が高いままです」と妊娠していらっしゃる、これもその患者さんの長い間の願いですから、これまでの治療の甲斐があった、ご苦労があったなあ、と喜びを素直に出してしまいます。

中でも私が一番嬉しいのは、手術を行った患者さんが、妊娠され、どんどん赤ちゃんが大きくなり、やがて出産される、この過程を共有出来ることです。
現在の勤務では、婦人科治療だけでなく、産科診療も行っているため、また分娩に立ち会うこともあり、こういう患者さんの出産は、長いお付き合いもあり、感動も大きく、医師としてのやりがいを感じます。

勿論自分ではない医師が手術しても結果は同じであったかも知れませんが、その時自分が治療に当たらなかったら、この患者さんのこのときはなかったかも知れない、と一人考えるのです。

何だかいつもとかく暗い話題になりがちなブログなので、以前に頂いたコメントを読み返しながら、こんな日記を綴ってみました。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/21797758.html#comment
posted by 桜井明弘 at 21:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

ドイツに行って来ました

22日に、成田を発ち、本日帰朝しました。

訪独は2度目。前回は10年くらい前ですが、ありがちな「ロマンティック街道」ツアーで、夏なのに寒くて、食事はしょっぱくて、余りいい想い出がなかった、が!
今回、フランクフルトに住む妹に色々とやっかいになり、ベルリン、ケルン、マインツなどにも足を伸ばしてきました。

今回知り得たドイツ人気質、やっぱり欧州の人種の中では、最も日本人に似ているんじゃないかなあ、と感じました。

色々書きたいこともあるのですが、今週の金、土にある、日本産科婦人科内視鏡学会、発表もあるので、準備に取りかかります。
http://square.umin.ac.jp/jsgoe/

今回は内視鏡下手術の術前管理、治療指針、中でも悪性疾患の鑑別に焦点を中てた発表です。

これもまた、後程書きます。
posted by 桜井明弘 at 23:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする