2008年01月23日

排卵のコントロール 〜高度生殖医療の実際〜

採卵の前には排卵のコントロールを行わなければなりません。

自然、クロミッド、フェマーラの周期では、下垂体からLHが分泌され(LHサージ)、排卵になりますので、このホルモンの分泌を見ることで、採卵日が決定することがありますが、LHの分泌は予想が出来ないことも多く、採卵がキャンセルとなることもあります。
このため、LHサージが開始する以前に排卵のコントロールを行うことで採卵キャンセルを回避します。

従来、採卵前にhCGを投与し、36時間後に採卵する方法が取られてきましたが、hCG注射のために来院しなければならないこと、hCGによりOHSSの発生が高くなること、2週間後の妊娠判定に影響を及ぼす可能性があることから、当院では原則としてGnRHaの点鼻剤をご使用いただきます。採卵の36時間前、前々日の21時頃に両方の鼻孔に1回ずつ、さらに22時頃に各1回ずつ鼻から吸入していただきます。
Long法、Short法などGnRHaを使いながら排卵誘発する周期では、従来通りのhCGの注射が必要です。
この場合、21時30分頃に来院していただき、hCGの筋肉注射を行います。


posted by 桜井明弘 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 高度生殖医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 採卵は経腟超音波で卵胞を確認しながら、採卵針を卵胞に穿刺し、卵胞内を吸引洗浄することで、卵子を体外に採取します。この時、採卵針が腟壁と腹膜を貫通するため、痛みが生じます。 あらかじめ鎮痛剤の座薬を使っ..
Weblog: 産婦人科クリニック さくら http://www.cl-sacra.com/
Tracked: 2008-01-27 22:50
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