ここでは不妊スクリーニング検査としてのクラミジア感染検査の意義について触れます。
クラミジアは性行為感染症(STD)の一つですが、感染しても症状が出にくく、知らないうちに進行してしまうこともある病気です。
症状としては卵管の閉塞や癒着を引き起こすため、下腹部の痛みや不妊の原因になります。
近年、増加傾向にある為、不妊原因検索の重要な一つとして行っています。
「抗原」検査は子宮頚部のクラミジアを採取し、卵管造影検査などを受ける支障にならないか、パートナーに感染させないか、と言う点から重要ですし、「抗体」検査は血液検査で行い、特に卵管周囲の腹膜炎がないか、以前にも感染した可能性がないか、つまり不妊因子として卵管の因子がないかをみることができます。
クラミジアに感染しているとわかった場合、抗生物質の処方を行います。パートナーと一緒に治療していただかないと再感染を起こしますので、必ずお二人で治療を受けて下さい。
自己採取でどれだけ偽陰性(本当は異常なのに正常と診断される)率があるのかを明らかにすべきで、検査とはこのあたりの実証が必要だと思います。現在の商品を手にしたことがないのですが、このブログから貴ブログへ訪問された方に、責任を負えないためTBを削除させていただきました。
何か新しい情報などありましたら、再度教えてください。