加筆修正しました。
採卵前検査は、採卵を行う前の周期までにお受け下さい。体外受精に必須の採卵の際には、少ないながらも出血を伴います。また血液を介する感染症は、赤ちゃんへ感染する可能性も考えられます。
検査項目は以下の通りです。
・ 血液一般(貧血や炎症反応)
・ 血液型(不測の事態に備えます)
・ 感染症(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV)(赤ちゃんへの感染予防、患者さん自身の健康管理、医療従事者への感染予防のため行います)
・ 心電図(採卵時に静脈麻酔をかけることもあり、麻酔を安全に行えるか検査します)
・ ご主人の検査は上記の感染症と精液検査です。
・ その他、抗体を持っていない場合妊娠中に問題となる「風疹(三日ばしか)」の抗体検査をオプションでおすすめします。もし抗体がない場合は、事前にワクチン接種をおすすめします。この場合採卵が延期になる場合があります。さらに妊娠前にワクチン接種により妊娠中の発症を予防できる病気に「麻疹(はしか)」「ムンプス(おたふくかぜ)」「水痘(みずぼうそう)」があり、これらの検査もあわせておすすめします。
・腟分泌物培養検査(腟内に強い細菌感染がある場合、採卵や胚移植の際に腹腔内、卵巣周囲、子宮内に感染が広がることがあります。また卵子は細菌感染に弱いので、採卵前に腟炎は治療しておかなければなりません。さらに細菌の種類によっては、妊娠中の流早産を来たしやすい(ガードネラ菌)、出生後の赤ちゃんに感染を起こす(B群溶連菌)ことが知られています
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