2007年08月12日

精子凍結保存

当クリニックで行っている生殖医療の一つに「精子凍結保存」があります。

文字通り、ご主人の精液を、液体窒素の中で凍結保存する方法です。

受精卵凍結と同様に理論的には液体窒素中で半永久的に保存することができます。体外受精や人工授精に必要なときに解凍して用います。

主な適応は、
・体外受精や人工授精時に、仕事や出張などで精液を採取できない方。
・精液の所見が採取するたびに異なる、所見が悪いことがある方。
・特に悪性腫瘍のため、手術療法や放射線療法、化学療法(抗がん剤治療)を予定されており、その治療のために将来像性機能が障害される可能性がある方(配偶者の有無を問わず、未成年でも可能)
(→2012年11月23日、当面この最後の適応に当てはまる精子凍結を休止させて頂きました)
です。

女性は採卵や排卵に向けて、排卵誘発剤を使ったり、数回の受診、採血、超音波検査を行って、受精の準備をしていきます。
体外受精・人工授精時にご主人のご都合が悪かったり、精液所見が思わしくないとき、それまでの努力、苦労が無駄になってしまいます。
月に一回のチャンスを無駄にしないためにも、上記の方を対象に、精子凍結保存を行っています。

・精液の採取方法は、精液検査と同様です。滅菌した清潔な容器で採取していただきます。
・精液の所見によっては、数回分に分けて保存することも可能です。
・採卵や人工授精で用いる際に、あらかじめ解凍処理を行います。以後は新鮮精子を用いる場合と同様です。
・費用は以下の通りです。
  精子調整:10000円/回
  凍結管理:10000円/年
  解凍処理:5000円/回

精子は遺伝子が含まれているためとても大切です。あらかじめ承諾書を頂いた上で、慎重に取り扱わせていただきます。詳しくはクリニックでご案内しております。


posted by 桜井明弘 at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖医療(不妊治療)一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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