2007年07月18日

尿失禁の新しい治療

尿失禁、尿漏れ。

ひとにはなかなか相談しにくいことですし、病院、診療所で相談することなのだろうか。これは病気なんだろうか。

例えば、妊娠中。子宮が大きくなり、膀胱を圧迫し、膀胱が小さくなるため、意外と尿失禁は多くみられます。破水かと思った! と、びっくりされた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
産後、狭い狭い産道を赤ちゃんが通ってくるときに、腟の前にある膀胱に強い力が加わり、一過性に尿漏れがあること、これも決して少なくありません。

更に年齢を重ねるごとに、尿失禁、特に腹圧性尿失禁が増えると言われています。くしゃみしたり、笑ったり、走り出すときに、と言うきっかけが多いです。

当院では新しい尿失禁(尿漏れ)の治療機器「ssTES(仙骨表面治療的電気刺激) のどか」を用いた治療を開始しました。

女性の尿失禁の原因として多い「腹圧性尿失禁」は、出産や年齢による骨盤底筋力の低下や尿道抵抗の低下により起こります。
また、年齢とともに膀胱容量が小さくなることも原因の一つです。

仙骨(腰より下、お尻の上の辺りの背骨)の第2〜4番目には、骨盤内臓器(膀胱、子宮、卵巣など)を司る神経が通っています。この神経を刺激することにより、膀胱容量を増大させたり、膀胱、尿道括約筋や骨盤底筋を鍛えることが出来ます。

今回当院で開始する治療はこの第2〜4仙骨の神経を刺激する方法です。

ssTESの特徴は、骨盤底筋体操で効果のみられなかった方、薬物療法でも効果がない、副作用があった、といった方に効果が期待できます。
また、皮膚表面からの刺激なので、非侵襲的でリスクが少なく、これまでに重篤な副作用の報告はありません。

お産後の一時的な尿漏れにも効果が期待できます。また、年齢による頻尿にも効果があります。詳しくは、外来でおたずね下さい。


本日のブログ記事は、桜井加那子医師と院長が執筆いたしました。


posted by 桜井明弘 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(4) | クリニックの設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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