2007年06月14日
「産婦人科クリニック さくら」で行う、主な検査、生殖医療(不妊治療)の概念図を示しました。
妊娠の希望、不妊に対する考え、価値観は、皆さんそれぞれ異なったものをお持ちです。当クリニックでは、初診時、または治療中に随時、時間をかけて患者さんの価値観を伺っていきたいと思います。
「不妊スクリーニング検査」は、妊娠できないのではないか、しにくいのではないか、と言った原因を調べる検査で、説明をした上で選択していただいています。
生殖医療(不妊治療)には、大きく分けると「一般生殖医療」と「高度生殖医療」があります。
「一般生殖医療」では、タイミング法を中心に、排卵のタイミングをはかったり、排卵・性交後の状態、またホルモン分泌などの内分泌環境について調べながら治療を進めます。
不妊スクリーニングで妊娠の妨げになる子宮筋腫、
子宮内膜症、卵巣のう腫、卵管閉鎖などが認められた場合、「
手術療法」の適応となることがあります。基本的には身体に優しい内視鏡下手術(腹腔鏡・子宮鏡)をお勧めしています。院長が非常勤勤務をしている賛育会病院も紹介対象です。一般生殖医療を進めながら、不妊因子の検索のために腹腔鏡を行うこともあります。
こうして治療を進めつつ「一般生殖医療」「高度生殖医療」と「手術療法」を患者さんと相談して行きます。
posted by 桜井明弘 at 01:40|
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生殖医療(不妊治療)一般
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少し前からHPやブログを拝見させていただいておりました。
先生の治療に対するお考えやご信念を聞かせていただきながら、私自身いろいろと考えるきっかけもいただきました。
>不妊に対する考え、価値観は、皆さんそれぞれ異なったものをお持ちです。当クリニックでは、初診時、または治療中に随時、時間をかけて患者さんの価値観を伺っていきたいと思います。
実は明日、初診の予約を入れさせていただいております。
初めて行く病院は敷居が高いものでして(笑)、ドキドキしていたのですが、先生のこの言葉に勇気付けられてなんとかお話しさせていただけそうです。
人生全て自分の思うようになるわけではないように、この治療もそうですね。
そのことは今まで私なりに感じてきたつもりです。
すごく頑張ったからといっていつも結果がついてくるわけではない・・・と。
それでも一生懸命やってきたことは全て無駄ではなかったと思っていますし、またここで桜井先生にご高診いただけるご縁に恵まれたことを喜びながら明日伺いたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
不妊診療に限らず、産婦人科はとかく敷居が高いもの、そりゃあそうですよね。
当クリニックの生殖医療のコンセプト、そのままクリニックのコンセプトにも繋がるものです。
敷居が高いからと、見過ごされてしまう大切な身体の変調も、一緒に相談していきたいですね。
明日の診療、お会いできることを楽しみにしております。
お忙しいなか申しわけありません。私は、現在33才ですが不妊治療を希望しています。高血圧症の持病があり不妊治療ができるか不安です。不妊治療には卵巣機能不全を改善するピルにちかいような薬剤も使用されるとの事で、受診して治療を断られるのでなないか?と心配です。 先生、持病がある場合、治療は諦めなければなりませんか?
宜しくお願い致します。
関連記事にコメントを移動させていただきました。
高血圧の担当の先生は、妊娠することについて、どのようにコメントされていますか?
持病をお持ちの場合は、その病気の程度によって、妊娠が許可されないことがあります。ぜひその点を確認してください。