2007年05月28日

生殖医療のコンセプト

「生殖医療のご案内」(不妊治療パンフレット)β版を配布し始めました。
β版とは、まだ未完成のため、そんなバージョン名になりました。本来であれば完成してから配りたかったのですが、できている部分だけでも読んでいただきたく、現在配布しているものは、生殖医療のコンセプト、生殖医療の流れ、不妊スクリーニング検査、排卵誘発法について解説したものです。ここまでで大体10ページくらいになります。

今日はその中から、生殖医療のコンセプトをご案内します。
3つのコンセプトからなっており、
・ カラダに優しく
・ 妊娠後にも優しく
・ こころに優しく
です。

「カラダに優しく」には、自然周期や副作用の少ない排卵誘発剤、夾雑物のないリコンビナントFSHの使用が挙げられます。また排卵管理ではGnRHアゴニストの点鼻薬を用いることで、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発症を予防したいと思います。さらに高度生殖医療(体外受精など)における採卵での安全管理に細心の注意を配ります。
「妊娠後にも優しく」はちょっと字余りの感がありますが、妊娠時のリスクを低下させるために、多胎妊娠やOHSSの発生を極力避けるようにします。すなわち、以前にも触れた単一胚細胞移植(SET)や「カラダに優しく」と同様GnRHアゴニストによる排卵コントロールを行います。
「こころに優しく」もこれまで再三触れてきた点ですが、言うまでもなく、患者さんの気持ちを大切にしたいと思います。ご夫婦の価値観を尊重し、適切な治療法を一緒に考えていきます。また、適時カウンセリングを行えるよう、スタッフの教育、研修も行っています。


posted by 桜井明弘 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(2) | 生殖医療(不妊治療)一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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生殖医療カウンセリング
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