現在、日本を含んだHPVワクチンは、2価、または4価ワクチンで、
今回製造承認された9価ワクチンは、この4価ワクチンにさらに5種類のHPVに対する抗体産生可能なワクチンで、これにより90%以上のHPV由来のがん、すなわち、子宮頸がん、腟がん、外陰がん、陰茎がん、肛門がん、が予防できるようになるとされています。
すでに14,000人以上の摂取で安全性が確認されており、副作用の主なものとして、
「注射部位の痛み、腫脹、発赤、頭痛」
が見られたそうですが、十分な抗体産生効果が認められ、これらの臨床データを踏まえて米国ではゴーサインが出された、と言うことです。
翻って、先進国の中で唯一HPVワクチン接種が停止してしまっている日本。
国際社会の中では極めて異例、と言うことに、この点からもお気付きにならないでしょうか。