これまで産婦人科クリニック さくらでは、子宮頸がんについて、
・子宮頸がん検診の普及
・HPVワクチンの推奨
を謳い、一人でも多くの子宮頸がん患者さんを減らしていこうとキャンペーンを行ってきました。

院長である桜井明弘が子宮頸がんを重く受け止めているのは、かつて担当した患者さんの経験からです。
子宮頸がんで命を落とされた患者さんは何人も診てきましたが、一番心に残っているのは28歳の若い女性です。
この方は2歳の可愛いお子さんがいて、まだまだ天国に召されるような年齢ではありません。
しかし子宮頸がんが進行しており、手術は不可能、放射線、抗がん剤もほとんど効果無く、病魔はさらに進行したのです。
ベッドサイドにはお子さんの写真が飾ってあり、一日も早くお家に帰りたかったことでしょう。
この方がもしHPVワクチンを接種していたら、また、毎年子宮頸がん検診を受けてらっしゃったら早期に発見され、今も元気に幸せな家庭であったに違いありません。
そんな想いから、常に子宮頸がんについては意識をしてきました。
このブログでも実に多くの記事を執筆してきました。どの記事も是非ともお読み頂きたいと思っていますが、ここではその主なものを紹介したいと思います。
・子宮頚がん検査のお勧め HPV感染??
・ノーベル医学生理学賞にHPV、HIV発見者
・20代30代の女性、がん死亡原因の1位は...、子宮頚がん。
・妊娠前のトータルチェック 〜子宮美人化計画 2013〜
・お友達と一緒に子宮頸がん検査、産婦人科デビュー(^_-)
・HPV検査併用のお勧め 〜子宮頸がん検診が変わります〜
・HPV検査
・子宮がん検診未受診者に警鐘
・「市がん検診は危ない」??
・「もう子宮がん検診は不要でしょ?」という誤解
・HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を打ったら、子宮がん検診は要らない?
・第26回国際パピローマ学会に参加して
・HPVワクチンで子宮頸がん撲滅
・HPVワクチン
興味を持たれた記事がありましたら、是非ともお読み頂き、お知り合いの方たちにもお勧めして下さい。
最後に受けた子宮頚がん検診はいつだったか憶えていますか?
もしも1年以上経っているようでしたら、早速検診を受けに行きましょう。
毎年11月にそう言えば検診、と思いだして頂けたら、と思います。
一人でも子宮頸がんの患者さんが減ることを祈って。