排卵出血、とも呼ばれています。
多くは、「生理が終わってから1週間くらいすると出血する」とか「生理の2週間くらい前に出血する」と自覚され、その量は少ないことが多いです。
上に挙げた症状は、月経周期が28日周期の方で、35日周期の方では、「生理が終わってから2週間くらいに」となりますが、「生理の2週間前」は変わりません。
排卵期に、血液中のエストロゲン(女性ホルモン、エストラジオール)は、排卵前日にピークを迎え、排卵日に、少し低下します。このエストロゲンの高い、低いが出血の原因です。
排卵期出血の診断は、
・基礎体温を付け、出血と体温から推測した排卵日との関連をみること
につきますが、補助的に
・超音波検査
・時に血液検査(ホルモン検査)
を行うこともあります。
この診断の大前提として、
・子宮頸がん検査
と
・超音波検査で子宮筋腫や子宮内膜ポリープがないか
と言った項目も必ず行っておかなければなりません。
病的な意義があまりない、とは言え、その出血が日常生活にとって不便であったり、まれにとても多い出血がみられることもあり、ピルなどのホルモン療法が行われることもあります。
必要以上に怖がったりせず、また自分で診断してしまわないように、一度婦人科を受診して必要な検査を行うようにしましょう。
ラベル:排卵期出血