2013年07月28日

抗精子抗体

一般には「抗精子抗体」と呼ばれますが、正式には「抗精子不動化抗体」といい、文字通り精子の動きを弱めてしまう抗体、タンパク質が産生されていることが不妊原因とされています。

当院ではフーナーテストで、精子の動きが弱い場合や、原因不明不妊の場合に検査を行っています。
検査は血液検査で、自費検査で5000円(税別)です。

しかしながらその陽性率はかなり低く、原因不明不妊の10%くらいの方に陽性がみられる、と言う報告もある一方で、当院でこれまで検査を行ってきた方、100名近くの方の中で、まだ陽性反応が出た方はおりません。

抗精子抗体が陽性の場合、人工授精でも妊娠できる可能性がありますが、高度生殖医療(体外受精)による治療が有効とされており、陽性であれば治療法、つまり不妊の解決法も自ずと明らかとなります。
posted by 桜井明弘 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖医療(不妊治療)一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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