タイトルは、「なぜ分娩施設が減少しているか」で、現在、横浜市緑区に分娩施設がなくなってしまったそうです。
どうして無くなってしまったのか、産みたいのに産む施設がない「分娩難民」について解説してきました。
また高年妊娠、高年出産の問題点、不妊治療についても言及しました。
日の出テレビは生放送でしたが、放送内容はアーカイブから視ることが出来ます。
是非ご覧頂き、ご意見を頂戴したいと思います。
放送ではNHKのNewsWeb24のように、Twitterで続々とご意見をタイムリーに頂くことが出来て、とても面白かったです。
選挙前にもかかわらず、ふくだ先生、お呼び頂きありがとうございました。
治療で院長先生にお世話になっている者です。いつもありがとうございます。
「分娩施設が減ってきている」ということに私はまだ直面したことはないのですが、漠然と頭に浮かんだ減少の理由として、医師やその施設の負担が大きいこと、また訴訟の問題や産婦人科医の不足??等と、主に医療従事者側の問題なのかと考えておりました。
でも今回のお話を聞いて、そうではなく、むしろ、患者側の考え方や女性1人1人の考え方が昔と変わってきたことが大きく影響しているのだということ、そして、医療者でも患者側でもなく、その社会を形成している周りの人たちや法や政策に関わる多くの人が関係していることもわかりました。
これが減少させている絶対の原因だ、ということではなく、一見関係のないようなものが積み重なって巡り巡っての減少なのだと感じずにはいられません。たとえば、脇田先生がおっしゃっていた「高齢出産と分娩時間」のお話をひとつとっても結局すべてつながっているんだと思いました。高齢になれば分娩時間がかかり、1人あたり1人の赤ちゃんにかかる時間が増える。高齢出産が多くなれば有床診療所にとってはその施設も医師も負担が大きくなる。でも出産年齢が年々あがってきているという現実。その背景には女性の社会進出や、今やっとのってきた仕事を辞めたくないなどの考え、また産み育てていくための保育施設、企業のバックアップ体制が整っていないことへの不安。そして、不妊治療をしようとする際の保険適用問題や助成・補助の問題。どの部分から考えていっても、結局はつながっていることなのだと感じるお話でした。
すべての立場の人がもう一度自分の今すべきことや考えをほんのちょっと見直すだけでも、少し社会も制度も様々な問題も変えられる気がします。そんなことを教わったいい機会となりました。ありがとうございました。
あれほど忙しい診療の合間に、このような場にも参加されている先生に頭が下がります。
そして、いつもと変わらない先生の真っ直ぐな姿勢と人の目を見て話を聞く姿に、改めてクリニックさくらの患者で良かったと思いました!!
長文失礼致しました。
様々な原因が複雑に絡んで現在の問題を引き起こしている、というHさんのご指摘通りだと思います。
広く社会に目を向ければ、少子化問題、環境、原発問題、経済の停滞、低下、いずれも問題は原因が多岐に渡り、それぞれが負の連鎖を形成しているように感じます。
この問題も、一つ一つ検証し、新たな社会的な枠作りを構築しなければならないと思います。
脇田先生の仰るとおり、子供を産み育てる仕事はすばらしい、それをサポートできる体制は産科施設のみならず、育児施設、育児支援を充実させなければなりませんね。