http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/aha2006/200611/501886.html
内容はちょっと専門的になるかと思いますが、タイトルをよく読み下せば、食文化の西洋化は、我々の世代でなく、恐らく次世代の頃に悪影響が出て来るのではないでしょうか。
これまでの食生活を西洋化に切り替えざるを得なかった、日系人の方が従来の食生活を続けている白人よりもリスクが高い、と言うところが少し衝撃的ですね。
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ちょっと違う話になってしまいますが、以前、フランス人に「遺伝子組み換え食品を買う事を躊躇するか」と質問されたことがあります。私は「特に気にしない」と答え、そこにいた数人の日本人も特に反論しなかったのでそれがJapanese standardと理解されてしまいました。ですが後日怖ろしい話を聞きました。普通、花や野菜から種が収穫され、翌年それによりまた花や実をつけますが、それでは種屋さんが儲からないので、今売られているのは種のできない花や野菜だと。遺伝子組み換え食物とは良いとこ取りの品種改良程度にしか思っていませんでした。種の出来ない花や野菜が遺伝子組み換えによって作られるのか、昔ながらの品種改良なのかも知りませんが。これは周知の事実なんでしょうか。私は恥ずかしながら、それほど怖ろしい食品が出回っていることを知りませんでした。
子供を持つ友人に聞くと既に知っていて食品知識だけではなくいろんな事を語られました。あれほど社会に無関心だった人が!子供ができると環境問題に対する考え方までがらっと変わってしまうんだなー、と驚きました。
先生の今回の記事と少し意味は違いますが、種の出来ない野菜を食べた私達の次の世代、それを食べ続けていくその次の世代への影響も怖ろしい物のような気がします。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/27774912.html
この記事にもある、私が研究した精子由来の卵活性化因子を作成して頂いた、非常に大恩を感じている先生です。
先生は、将来、遺伝子疾患の治療に役立てたい、と、基礎実験をされていますが、遺伝子治療に対する理解が余り得られない、と。
確かに遺伝子治療というと、最先端、と言う印象とともに、何だか怖いな、と感じるのは正直なところです。
「遺伝子組み換えの大豆は使用していません」の表示、あれが遺伝子組み換え、ひいては遺伝子治療にまで悪いイメージを与えるのではないか、とのお話しでした。人間が大豆でもお米でも、口から胃に入れば、消化され、タンパク質は分解される、研究者から見ると単にそれだけの話しで、その食品に組み込まれた遺伝子など、栄養源にされるだけ、とのこと。
この意見を聞くと、遺伝子組み換えの食品、本当に怖いのかな、と疑問を抱かざるを得ず、「遺伝子」と言うキーワードから、遺伝子治療まで批判的に見られてしまうことが、残念でなりません。
私ももう少し遺伝子組み換え食品について調べてみます。
栄養指導では「不摂生していても大丈夫な方もいれば、すぐに影響してしまう人もいて不公平ですよね」などとお話ししますが、人種差で見ると顕著ですね。
当クリニックではPET検査で虚血性心疾患のスクリーニングをしていますが、若年男性(35や39歳など)でひっかかる人の食事は油脂・動物性たんぱく質の摂取が非常に多いです。従来から言われていることですが、目の当たりにすると納得してしまいます。
そういった方が親になって・・・と考えると確かに次世代以降の影響が心配になります。
シャチさん、私も不勉強ですが、これまでの知識からは、やっぱり「たんぱく質」に過ぎないんですよね。