2012年06月25日

全ての女性が子供を産める社会を。 〜不妊症の原因 年齢因子〜

前回記事の続編ですが、私が不妊診療に携わって、最も訴えたいことを書いていきます。

人が営む文化や社会、ここ10数年、数十年、100年くらいの単位で振り返ると、社会が豊かになり、個々人の社会における役割が大きく変革してきました。

大きく200年前はどうでしたか? 江戸時代、社会は表は男が営み、家庭や家族、子作りは女性の使命とされて来ました。

それから我々の世代に至るまで、何世代があったでしょうか。

生物の進化を紐解けば、10世代くらいの間に体質や人としての種のあり方に本質的な違いはありません。

皆さんのお母さん、お祖母さんの頃には何歳で子作りをしたのでしょうか。

お祖母さんの頃は、お嫁に行く歳は、初経が始まって間もなく。そしてすぐに子作りが始まったのです。

その頃の初経は遅かった。栄養状態が関係していました。そうすると10代、遅くとも20代には子供を造る営みが始まったのです。

一方で皆さん、現代女性が子作りに直面している状況はいかがでしょうか。

人によっては、仕事が順調になり、そろそろ結婚を考える年齢、子供を作ろうとする年齢、明らかにちがいがありませんか?

どうしてこうなってしまったのか、これからの方策は。

次回も
皆さんと共に考えて行きたいと思います。


posted by 桜井明弘 at 00:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 生殖医療(不妊治療)一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
出産による身体的リスクが一番小さい年代というのは、現代の女性にとって若すぎます。だからといって10代後半から多くの女性が出産を経験するような、女性が自分の生き方を自分で決められなかった祖母の時代に逆戻りすることはできません。若いうちに子供を生んで学業やキャリアを中断しても元の仕事に戻れたり、子育てに人生を丸ごと捧げなくても自分のやりたいことを追求できる保育システムがある社会が理想です。少なくともそういう方向性だけでも見えないうちは少子化は止まらないでしょう。終身雇用が崩壊し経済が低迷するこの平成の時代に、男性だけが大黒柱として家族を養い女性が家事に専念するという古い家族のあり方を前提とした社会制度から脱皮できず、子育ては男女関係なく分担すべきなのに女性にだけにしわ寄せがいく社会の仕組みになっていることが元凶なのではないでしょうか。大げさかもしれませんが仕事は重要な自己実現であり、自分の生き方を決定付けます。それを追求していたら30代後半になってしまい、子宮筋腫や内膜症を発症して子供を生むチャンスを逃してしまった私のような女性はたくさんいると思います。
Posted by hao_the_cat at 2012年06月25日 15:00
全くその通りだと思います。

続編ではその社会づくりについて触れて行きたいと思います。

貴重なコメントを有難うございます。

是非今後とも忌憚ないご意見をお寄せ下さい。
Posted by 桜井明弘 at 2012年06月26日 00:37
昔の女性は強かった。強いとは、社会や家庭で権限を持って、意義主張を唱えると言う事ではなく、むしろ岩の様に固く強く、どれだけ辛い事があろうとも、我が子の為に沢山の事を辛抱し、自分の人生を賭して子育てしていたのではないでしょうか。ママタレのマネして高い育児用品やマタニティ用品を買い漁り、家事育児には不適当な身なりで、ママ友軍団を作り、カースト制度を作り。カースト制度廃止の為に命をかけたガンジーを尻目に、ランチで女性の人権とやらを語っているのでしょうか。女性の人権を奪っているのは、むしろ女性ではないでしょうか。
Posted by いいぽんママ at 2013年12月29日 19:44
いいぽんママさん、コメントありがとうございます。

なるほど、女性から見た女性論もとても重要だと気付かされます。

なかなか私たちが女性のライフスタイルに切り込むことが出来にくいので、とても参考になります。

今後ともご意見をよろしくお願い致します。
Posted by 桜井明弘 at 2013年12月30日 22:55
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