http://www.jsfi.jp/generalmeeting/index.html
21日の昼頃から参加、23日に行われたARTベーシックレクチャーコースまで受講してきました。
本学会で注目していたのは、夏に塩野義製薬から発売されたGnRHアンタゴニスト、それと単一胚移植(SET)です。
前者は私もまだ不勉強なのですが、ARTの新しい切り札となるか、まだ分からないので注目していきたいと思います。
主な利点は体外受精における採卵時に、既に排卵してしまい、採卵が出来なくなる、と言うトラブルを回避出来る点です。その他にも排卵誘発剤の投与量を少なくできる、排卵誘発剤による合併症・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発症を少なくできるなどの可能性があるようです。
後者は、これまで問題であったARTの合併症、と言っても過言ではない、多胎妊娠に対する対策法。
胚移植は3個から2個の時代となり、これからは1個の胚移植で多胎妊娠を少なくする時代だと思います。
当クリニックも、このスタンスで治療に当たりたいと考えています。
mixiのコミュニティで、ES細胞から精子細胞を作った、と言う発表もあったと後で読み、男性不妊の大きな解決法にもなりうる治療法であるため、聞きたかったなあ、と今更思いました。
最近不妊治療を受ける患者が増えているのでしょうか。
勉強不足で詳細は知らないのですが、
体外受精って保険外(自費)診療だそうで。
(親戚が30万ほど払っていました)
今のところDINKSを謳歌している、
我が家のようなケースも多くあるでしょうから、
厚生労働省が、
特殊出生率を1.4まで上げる目標を立てた
のですから、
欲しくてもなかなか出来ない家庭への
何か補助があっても・・と思います。
甘いですかね?
賛育会病院でお世話になっている患者です。
先月、他院にて6度目の採卵を済ませました。
結果は、「受精せず」でした。
自分でもそろそろ潮時かな?と思っております。
ES細胞から精子細胞ですか。
卵子も何かの細胞から新たに作り出すことは出来ない物ですかね〜。
こちらのブログの過去のコメントで、先生の事を冷たいと書かれている方がいらっしゃいましたが、少なくとも私はそうは思いません。
どちらかと言うと、現実と理想との狭間で悩みながらも、目の前の事を精一杯こなしている、とても人間らしい人だという印象を持ちました。
(もっとも、診察時の僅かな時間での印象ですが)
新天地での益々のご活躍をお祈り申し上げます。
賛育会病院でいつもお世話になっている
患者の一人です。
病院で先生の退職を知り、正直ショックでした。
多分、私を担当してくださった先生方の中では一番長い期間診てくださったり、
手術もして頂いたので・・・
先日、待合室でご一緒した他の患者さんも同じように思われてました。
上の方もおっしゃってますが、過去のコメントで先生を冷たいとは私も思いません。
いつも、「待たせてすいません」とか「天気の悪い中、ご苦労様でした」と、たくさんの患者さんを相手しているのにも関わらず必ず一言声をかけてくださるのもやはり大変なことだと思います。
うまくまとめられませんが、12月までのあと2ヶ月、宜しくお願いします。
1月以降も希望すれば外来で診てもらえるのでしょうか?(月1や数ヶ月に1回なら仕事も休めますし・・・)
先生に最初に診てもらった時のことを思い出しました。
それまでの先生はカルテを見て、内診はしないでくれてたのですが、
先生は見たのか見てないのか、内診をしようとして私が「内診は・・・」と言ったら
「ホントは中から見た方がいいんだけどね!」と。
正直、怖かったです。これからこの先生に診てもらうのと不安になりました。
結局、お腹の上から診てもらいましたけど。
でも、今では先生のおかげで内診も慣れました。
松浦さんのようなDINKSの方が持っている不妊に対する意識は、現代の日本の中での国民意識を代表していると思います、決して非難がましいコメントではありません。
いざ自分たちが不妊であった場合、その関心は一気に変わります、病気に限りませんが。
下記のトラックバックにも、「代理出産」の記事を紹介しました。
当事者が悩んだり、傷ついたりしているだけでは、この国は変わりません、多くの部外者も巻き込んだ論争がないと、法の整備、価値観の変遷が期待出来ないのです。
不妊治療に関しては、私はタブー視せず、多くの人々が積極的に議論すべきであると思います。
もし自分たちであったら、自分の子供がそうであったら、そう思えば、人ごとではありません。
私もこのブログを使って、少しずつ啓蒙が出来たら、と思います。