血液検査や超音波検査で「多のう胞性卵巣(多嚢胞性卵巣)」とか「PCO」、「PCOS」と言われたことは無いでしょうか。
多のう胞性卵巣なんて言われたら、卵巣に何か病気が出来てしまったのではないか、悪い病気ではないか、と心配してしまいますよね。
その名称は以下に挙げた卵巣の超音波所見でもお分かりでしょうか、小さなのう胞(袋状の部分)が沢山ある卵巣が典型的な形のため、そのような病名となったのです。
現在では超音波所見だけではその診断となることは無く(疑うことはあっても)、ホルモン採血をして確定診断とします。
ただ、この多のう胞性卵巣、産婦人科医にとってはとてもメジャーな疾患であるにもかかわらず、その病態や病型は多岐に渡り、一言で言えない、治療も一筋縄でないことがあります。
このブログやFacebookページでもご質問を頂き、この度連載を開始いたします。
以下、コンテンツです。ご意見いただいたりすることによってもコンテンツを更新していきたいと思います。
既にコエンザイムQ10の効果についても触れました。
・多のう胞性卵巣ってどんな病気?
・多のう胞性卵巣の診断は?
・どうして多嚢胞性卵巣になるの?
・多嚢胞性卵巣、他に注意すべき点は?
・多嚢胞性卵巣の治療法は?
・難治性の多嚢胞性卵巣(PCOS)にコエンザイムQ10が有効
・多嚢胞性卵巣って、治るの?
・多嚢胞性卵巣、将来はどうなってしまうの?
などなどです。是非忌憚ない護憲をお寄せ下さい。