2006年08月06日

内視鏡下手術、ガイドライン作成に向けて

第46回日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会、本日全日程が終了しました。

http://cl-sacra.seesaa.net/article/21855181.html

私個人は、「腹腔鏡下手術術前管理指針」として、手術前に最低限行っておかなければならない、良悪性診断、つまり、良性か癌か、という鑑別診断を、画像診断、特にガドリニウムという造影剤を用いたMRI検査に比重を置く発表をしました。
このテーマは順天堂大学に勤務しているときからの研究で、今回は現在の勤務先、賛育会病院で行った700名余りの腹腔鏡下手術患者さんの術前診断を元に発表を行いました。

一方、今回は、「内視鏡下手術の標準化を目指して」というサブタイトルがあり、学会が目指す内視鏡下手術のガイドライン作成を踏まえたシンポジウムがあり、かなり白熱した討議がなされました。

これまで様々な医療事故や医療ミスが不幸にも起こっており、特に新しい手術分野である腹腔鏡下手術では、産婦人科に限らず、事故が発生し、社会問題になっています。
ガイドライン作成は、これらの反省から、学会主導で、より安全で信頼出来る治療とすべく、また施設間格差を少しでも無くす方向で、定められようとしています。

簡単な例で言えば、ある病院で卵巣嚢腫の診断を受け、手術を勧められた。その病院では、腹腔鏡の技術がないため、開腹手術の説明がなされた。同じ患者さんがセカンドオピニオンで他の病院で相談したところ、腹腔鏡下手術が可能であると説明された。
誤解の無いように、全ての卵巣嚢腫が腹腔鏡で行えるわけではありません、国内の標準的レベルであれば、これは腹腔鏡、と考えられる状態を例にしています。

たまたま診断され、手術を勧められた病院では開腹手術しかできない、貴女は他の施設であれば腹腔鏡で出来る、ここで治療を受けるか他の病院に紹介しましょうか? という呈示は当然あって然るべきです。

ガイドラインと言えば、単純にこういう治療指針の元であるべきですが、悪く取ると、反対にこのガイドライン以外の治療は勧められないのではないか、とも取れる面が問題視されています。

上に、「全ての卵巣嚢腫が腹腔鏡で行えるわけではありません」と書きましたが、例えば私が研修した順天堂大学産婦人科は、国内で一番の腹腔鏡の手術件数を誇ります。ただ多いだけではなく、技術的にもトップクラスです。そういう施設ですと、卵巣嚢腫なら、ほとんど全て行えます、かく言う私もそういうスタンスで腹腔鏡を行っていますが、同じような難しい腹腔鏡での手術で多くの患者さんが病気を克服出来たのにもかかわらず、万一、手術でトラブル・合併症が起こってしまった場合、ガイドラインにはなかった、他の標準的な施設だったら、最初から開腹手術を勧められたに違いない、とガイドラインはネガティブなとらえわれ方をしかねません。

ちょっとわかりにくいところがあるかも知れませんが、ガイドラインはそういう諸刃の剣の性格がある気がします。

私の信頼する後輩の一人が一緒にシンポジウムを聞いており、ガイドラインは、医療者と患者さんの双方のコミュニケーションツールであるべき、と言いましたが、まさに私も同感です。
誰のためのガイドライン、と言って、患者さんが第一にあるべきだし、患者さんが治療を選択する上での情報、素材であるべきだと思います。


posted by 桜井明弘 at 01:59| Comment(24) | TrackBack(1) | 腹腔鏡下手術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ガイドラインについて、患者さんと医師とのコミュニケーションツールと書かれていらっしゃいましたが、実際にどれだけの患者さんが病気別のガイドラインがある事実を知っているのでしょうか。多分ほとんどの方は実際にその病気に罹患した時点ではそんなものの存在など知る由もないでしょう。
卵巣癌のガイドラインは2004年に出回ってますが(同じ病気の方のブログで知りました、私も購入して読んで見ました。自分の受けた治療を確認するためや、今後の治療について少しでも知りたかったからです。自分の病気や予後がわからなければ質問すらできないからです。でも殆んどの病気はガイドラインに全て当てはまるわけではないし、癌の治療に関しては特にそうであるような感じがします。(それぞれ使われる抗癌剤の違いなど)。
もう少し情報が全ての患者さんに開かれてくれればと、PCを全ての人達が扱えるわけではないこと(この差は特に大きいと思いました。)
周知にいきわたらなければガイドラインの意味はないと思います。
ごめんなさい、自分の病気でのコメントになりました。
Posted by MASA at 2006年08月06日 15:51
腹腔鏡のガイドラインって難しいですよね。なぜなら人によって技術がかなり違いますからね。先生のようにたくさんの手術をした経験のある先生にオペされる先生は幸せだと思います。結局自分の技術の良悪のしわ寄せは患者様にいきますからね。僕もしわ寄せのいかないよう日々努力していきます!
Posted by Keiji Kuroda at 2006年08月06日 21:13
MASAさんのコメント、十分に理解出来ます。ガイドラインがその本領を発揮するために、作成されつつある、と考えて下さい。つまり、患者さんに読んできて下さい、買って読んで下さい、というものではなく、こういう病気が考えられます、現在の標準治療はこのようになっています、これは学会でも推奨するものです、考えてきて下さい、と患者さんの病気とその治療法に対する理解を深めるツールであって欲しいと思います。
当クリニックでも、関連する疾患を分かりやすく説明するパンフレットを準備しています。これもガイドラインやこれまでの治療経験に基づいたものにしていきたいと思います。

Kuroda先生の言われる通り、医師、特に外科系の医師は患者さんの診療を行っていく上では絶対に身につけていかなければならない「技術」だと思います。
これからもお互い頑張りましょう。
Posted by 桜井明弘 at 2006年08月13日 03:33
ガイドラインを渡すのを義務付けて欲しいです。
私は先生に子宮筋腫の手術をしていただきました。未熟な医師による腹腔鏡手術のニュースを聞く度に、無事終わった事に感謝しています。
ただ随分簡単に手術することを決められちゃったな、って感じでした。癌や不妊に悩む人に比べたら、子宮筋腫の扱いなんてこんなものなのかな、と。
でも手術の日まで、それ以降も、いろんな不安や疑問は払拭できないまま。いろんな事を検索し、手術実績数を上げるためにやたら手術薦める医者がいることなどの記事を読むと、今になっても、もっといろいろ聞いておけば!と後悔。
先生にとっては手術なんてご飯を食べるように普通の事かもしれないけど、命に関わることではないにしても患者とっては手術なんて一大事!
でも実際、患者さんがたくさん待っていて、看護婦さんが側で聞いてたり、先生もぴりぴりとしていてる中、じっくり自分の納得のいくまで説明を求めるのは無理だったと思います。
先生に悪気があった訳では無いと思いますが、慣れてしまっている事は確かなんだと思います。
それならどこまで手術の必要性があり、どんな人が手術を選ぶべきで、どんな人が選ばなくてもいいのか。その上でどんな手術があるのか、手術だけじゃなく、決断までの全事項の詳細がわかるガイドラインがあったらどれだけよかったか分かりません。
不機嫌そうで意地悪そう(に見える)先生から聞き出す必要もないし。
あんな所で、「何でも聞いて下さい」なんて言われたって聞けない。全部聞けた人なんてよっぽど神経のずぶとい人だよ。
先生がメールで質問に答えてくれないかなー、と何度思ったことか。。
今後、もしまた手術することになったらこのブログにがんがん書き込みして質問したい。
1冊の本のようにぶ厚い資料になってしまったとしても、情報が必要な人は読むし、先生に全てお任せしますというまな板の上の鯉は読まなければいいんだから。
Posted by 泉 at 2006年08月15日 12:50
内視鏡ガイドライン応援します!

私も子宮内膜症で先生に腹腔鏡手術して頂きました。   泉さんが書かれているように、実際初めての手術となるとかなりの不安があったことと思います。 私も手術にいたるまでかなり大城際が悪かったのでお気持ちはわかります!  

私の場合、先生にお会いする前に地元の病院で子宮内膜症と診断され、すぐに手術を勧められました。 でもよくわからないうちに手術と言われても、命にはかかわらないし、はいわかりましたとはなかなか言えなくて、薬で何とか治らないかと何度も聞きました。でも治らないことを知り手術を決意したのですが、そこで腹腔鏡の手術の存在を初めて知りました。 しかし腹腔鏡の説明と言っても、内視鏡で何箇所か穴を開けて行う為、美容に良いとか、入院日数も少なくて済む!などの説明程度しかなく、どんな器具でどのように手術するものなのかが全くわかりずらいものでした。  

そこの病院では手術が出来ないため、先生の所へ紹介してもらったんですが、その間に時間があったんで、もう少し腹腔鏡について調べてみようと思いましたが、その当時パソコンはもってなかったし、本を探しても見つけられなく、もっと勉強できたらどんなに良かったか思いました。  

良くわからないまま先生にお会いしたので、手術希望で行ったにもかかわらず、そこでも踏ん切りつかず、手術以外で治らないでしょうか? なんて聞いてしまいさぞかしイライラされたことと思います。  初診で確かに私も先生の雰囲気が怖く感じましたが、病気のことなどは前の病院で教わってたので、ものすごく緊張しながらもそれなりに質問できたと思います。 
でも何も情報がわからないままだったらどれだけ先生に質問できただろうか疑問ですね。 

泉さんが思うように、私も先生が少し手術をどうするかと急がれてるように感じました。 まだ踏ん切りついてなかったので、えっ!そんなに早く決めちゃうの?って感じでした。 でも薬では全然なおりません!とはっきり言ってくれたし、混んでる中時間かけて説明していただいたので、踏み切れたと思います。  

結局は、患者も病気につい勉強してこないと先生に質問できないし、先生の方も手術にいたるまでの間、手術の必要性など納得してもらうまで、少し時間かけてコミュニケーションが出来たら良いのかなと思います。
Posted by Futabin at 2006年08月17日 03:48
Futabinさん(変な名前ですね)、同情して下さって嬉しく思います。
ありがとうございます。
先生の回答も待たず、また書き込みをしてしまいます。ごめんなさい。
私の場合、手術はしてもしなくてもよい、という事がわかっていたので、
いろいろ自分でも調べ、友達にも調べてもらって、それでも決心がつかず、
最後にもう一度先生に相談しようと思い、
「確かに良性とは言ってもお腹に筋腫を抱えているのは良くないとは思うんですが・・・」
と言いかけたらすぐ、
「じゃー、手術しましょうか。いつにしますか。今からだと○月頃になりますが、」
と、こちらの返事も聞かず、どんどん話が進んでしまったのです。
ここでは何でも書く私も、実際気が弱いし、何も反論できずに決まってしまい・・。
先生は手術するとなったら、どんな手術か、傷の大きさまで丁寧に教えてくれました。
これ、得意分野!って感じで。
手術する人が大多数なんだ、って自分に言い聞かせて覚悟しました。
そして会社に10日間の休暇申請をし、不在中の仕事の依頼も全部済ませ、
入院準備もほぼ整った一週間前になって、
なんと!手術の際、喉に何とかって管を通し、更に子宮指示器とかいうのを使う、
という恐ろしい事を聞かされました。それは想像すると正に人間串刺し状態!
そんな恐ろしい状態で手術をするの???と、ショックで口もきけなくなりました。
ただでさえ気の弱い私は、あわあわするばかりで、結局ここでも何も言えず、
そのまま手術することになってしまいました。
手術までの一週間怖くて怖くて毎晩泣きました。
手術が失敗すれば、麻酔が効いたまま痛くもなく死ねるから失敗してくれないかなー
なんて、なぜかそんな事まで考えました。
なぜ、最初の手術の説明の時に一緒に話してくれなかったの、先生?
最初にそれを説明すると、手術する人が減ってしまうから?
小さいはずの傷跡も少し治りが悪かったため(これは自分が悪いんだろうけど)
結局「美容的」、、とも言えず。。
今、私の心の支えは、死ななくて良かった!って思える事と、
「手術して良かったと思うよ。」と慰めてくれる優しい友達がいること。
「その状況でよく手術したねー!」って言う人もたまにいるけど・・・。
長くなったけど、してもしなくてもいい手術の決断の仕方、人間串刺し法、
全てを載せたガイドラインを、今後子宮筋腫の手術をする全ての人達の為に
一日でも早く完成させてください。
(子宮筋腫って、一度摘出してもまたできるって事があるんですか?)
Posted by 泉 at 2006年08月17日 12:48
泉さん、Futabinさんのコメントを読ませて頂き、治療法の説明を更に工夫しなければならないな、と感じました。

基本的に初診時や病気を発見したとき、
・現在の状態(筋腫や卵巣嚢腫の位置や大きさ)
・その病気と現在の症状の関係
・現在症状が無くても今後起こり得る障害(例えば妊娠や分娩時の障害など)
を説明しているつもりです。

治療が必要ない患者さんには、定期的な経過観察を勧め、治療が必要である場合は、治療のラインアップを挙げています。
通常根治的な治療法から、姑息的な治療法まで順を追って説明しますが、根治的な方法はやはり手術療法であることが多いです。
またその患者さんの状況から、姑息的な治療法(主に薬物療法)は治療の対象外となることもあり、治療の効果が望めない以上は、説明のラインアップから外れることもあります。

外来診療の際にこれらを説明し、更に手術の内容について説明しますが、専門的な部分で患者さんの理解出来る範囲は、患者さんにより大きく異なります。また治療法を自分の意思で選択出来ない方もあり、こういう方には、適切な治療の選択をお手伝いするよう努めています。

ガイドラインとは別に、こういう内容を網羅するパンフレットの必要性を感じており、作成していきたいと思います。

ガイドラインがどのようなスタイルになるのか、まだ見当がつかない部分もありますが、私も患者さんと医療者側のよい橋渡しとなるものが出来るよう期待してますし、最初に書いた記事の学会でも、そう発言しました。

それにしても、つくづく医療者側と患者さんの温度差を感じます。よりよい治療を行えるよう、スキルアップは勿論、基本的な診療姿勢も再度振り返る機会と考えました。
Posted by 桜井明弘 at 2006年08月19日 00:02
先生の診療方針を読ませていただいて、確かにしっかりとした信念に基づいて診療を行っているんだなあと思います。

実際に、診察は丁寧だし、説明も成るべくわかり易くしてくれるし、MRIの画像を見てる時の穴があくんじゃないかと思う位じいーっと見ていた姿とか、とても真剣に対応して下さっているんだなあと感じています。

ただ、患者側は(特に女性は)理屈できちんといくら説明されても、感情がすぐにはついていけなかったりすることも多いです。  それと話しづらい雰囲気があると、ただでさえ緊張するなか、自分の思ってる事を半分も言えなかったりします。
時々、自分の細かい症状までうまく伝わってないんじゃないかと不安になることも!  
いっそうの事、紙に事細かに症状や質問したい事書いて、先生に読んでもらうだけ、という方が楽かな?と思う事もありました。 でもこれだと益々会話がなくなるし、打ち解けなくなるのであえてしませんが・・・
こう言った事は案外先生との何気ない会話やコミュニケーションをとる事で解決して言ったりするのではないかと思ったりします。

先生の毎日のあの激務を思うと、患者一人一人に時間かけて、うまくコミュニケーション取りながら、と言うのはとても無理な相談かもしれませんね。

もしかしたら先生はあの病院での多忙な中での診察だと、ご自分の思い描くような理想の「患者さんの為の医療」がなかなか難しかったのではないかと...

新しいクリニックでは、何事にもとらわれず、先生の理想の医療が出来る事を私は応援します。 がんばってください!!

それと、内視鏡学会で先生が発表された、良悪性腫瘍の画像診断法、とても気になります。 あの、穴が開くんじゃないか!と思うほど見つめていたのが印象的で何を見ているのかとても興味がありました。。。
Posted by Futabin at 2006年08月23日 03:30
ふーん、ショック。とっても。
やっぱり人により、、なのかな。
私も先生のそんな真剣な「姿」見たかったなー。
私にだけ冷たかったのかなー。
何か尋ねられるときも、「どうですか?」じゃなくて
いつも「どうですか!」という感じで、
怖くて、感じ悪くて、何も言えなくなったっけ。。
先生の「理想」の新しい病院って
その通りだったら本当に良い病院なんだろうけど、
もし私がまた病気になって、そこに行ったとしても、
また同じ扱いを受けるのかなー。
他の人はきちんとした対応を受けていたのに
どうして私だけだったのかな、なんて考えていると、
哀しくなるばかりだから、もう考えるのやめようかな。。
こういう事を感じてるのが私だけだったら
先生にとっては随分迷惑な書き込みだったでしょうね・・・
ごめんなさい。
Posted by 泉 at 2006年08月23日 12:49
桜井先生と同窓の産婦人科医です。
医師っていろんな役割がありますよね。
高度な技術をもった職人、日進月歩の知識を常に勉強する研究者、これらの技術と知識を患者さんに提供する営業マン。限られた時間のなかでひとつでも難しいのにどれもが一流って非常に難しい。
医療崩壊って著書の中に医師の立ち去り型サボタージュってのがあったけど桜井先生は立ち向かってがんばってると思います。
「うまいラーメン屋なら並んで待てる」新クリニックでは長蛇の列ができても技術と知識とコミュニケーションの3両立を目指してください!

Posted by nakano at 2006年11月10日 12:57
Futabinさんの書き込みを読んで、やはり医療側と患者さん側の違いを感じました。医療側はどうしてもプロフェッショナルなものを持っていますし、患者さんはいざ治療、と言われても感情がついていかない、分かります。こういう接点、コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
MRI穴が開くほど、は、学会の発表内容にも関連するのですが、MRIの診断は特に良悪性診断が最も大切です。
即ち、良性と診断する、は、癌ではないと言いきらなければなりません。当然悪性の病気を見逃してはならないのです。他に、超音波では見逃される小さな病変も、いざ手術をする際には残さず綺麗に治療するスタンスを持ち続けているのです。
少し詳しく書いたのが、下記です。

http://cl-sacra.seesaa.net/article/21855181.html

泉さんの書き込みも有り難く思っています。自分の診療姿勢を見直すきっかけを頂きました。有り難う御座います。

nakanoさん、ここにも登場して頂けましたね。
私がお世話になり、また敬愛する先輩の一人です。
確かに勤務医は所詮被雇用者、これから開業した暁には雇用者、経営者としての立場が全く異なる点ですね。これからも御指導下さい。
Posted by 桜井明弘 at 2006年11月19日 02:03
泉さんが受けた先生の冷たい態度は、
もしかしたら土曜の外来じゃないですか?
土曜の桜井先生の外来は本当にひどかった
です。あれじゃ質問したくてもできないです。
あと不妊外来も評判悪いですよ。
先生は相当自分に酔っているみたいだけど、
患者の意見はこんなもんです。
http://www.jineko.net/kanojotachi/data/4091782.html
Posted by マカロン at 2006年11月20日 17:49
先日は、どうもありがとうございました。
私は、子宮筋腫で先生に手術をしていただいたものです。

優柔不断な自分なものですから、なかなか手術に踏み切れなかったのですが、今となっては、手術してよかったと思っています。

腹腔鏡ガイドラインと治療法のパンフ、いいのが出来るといいですね!

私もそうですが、友達も筋腫持ちで同じ悩みを抱えていましたので、よく…

「どうする?手術する?痛みもないし、生理の量も多くないし…。」
「手術なんてテレビドラマの中の出来事だよ。。したくないよね。」
「うん、子供産むにしても、筋腫あっても生めるらしいよ!」
「でもさ、かなり痛みを伴うこともあるし、筋腫も子供と同じく育つらしいよ!」
「筋腫で押されて、子供が流されることもあるみたいよ。」
「もし、手術するなら、傷の小さい腹腔鏡がいいよね。復帰も早いし!腹腔鏡は、
 どの大きさまでできるのだろうね?」
「腹腔鏡と開腹の境目はどこだろうね?」
「腹腔鏡はホルモン治療で、筋腫を小さくするんだよね?小さくなるのかな?」
「三ヶ月で、どのくらい小さくなるんだろうね?更年期症状がでるらしいよ、大丈夫かな…?怖いね!」
「だったら、開腹がいいのかな?でも、傷が大きいだろうけど。」
「切り方はどうするの?やっぱ美容的に横?」
「選べるのなら、横がいいよね… みんなそういってるもんね。横がいいって…」
「でも、横で切ると痛いし、治りも遅いってよ…。筋肉の筋は縦だし…」

そんな、正しいのか、間違ってるのか、とりとめもない会話を何度したことか…。

筋腫があっても、痛みも貧血も多量出血もない自分たちだったので、判断がつきませんでした。
そして考えたのが、これ以上、筋腫が大きくならない方法はないのかな?と…。

そこで【ひまし油湿布で、子宮筋腫小さくなった!消滅した!】と聞けばやってみたり…。
あちらで【ヨクイニンを煎じて飲むといいわよ!】と聞けばやってみたり…。
【ナプキンを布にするといいらしいよ。】と聞けば…。

しかし、ある程度大きくなった、自分たちの筋腫が小さくなることはありませんでした。

先生に会わなければ、まだ、私のお腹には筋腫があったかもしれませんね。
今は、開腹だったので傷も大きいですが、定規を使ったかのように傷跡もきれいなので、
術前よりは悩みもなく、かなりすっきりしています。

治療法のパンフレットの必要性を感じますね!

先生のブログは、医療についてのことが詳しく書かれてるので、とても為になります。
【大豆製品の過剰摂取?】は、友達の数人が "読んでよかった" と言っていました。
しかし、医療ブログなだけに、辛口なコメントもありますね。

私は、ガラスの【うすはり】が好きなのですが、【うすはり】って乱暴に扱うと、すぐ割れます。
でも、そんな特徴を考慮して、ゆっくり洗って、丁寧に扱うといつまでもきれいに残ってくれます。
たまに例外もあって不注意で割れたりもしますが…(笑)

患者さんも病気を抱え、ガラスのような薄い、そして細い気持ちを持って病院を訪れます。
ただ女性は、いきなり、白か黒かと聞かれてその場では、答えられずに、グレーに染まって、
あたふたする人も多いのではないかと思います。

先生の治してあげたい気持ちと患者さんの治りたい気持ちは同じです。
一日何十人も診察する、それ以上にお仕事をお持ちの先生の心身と、
自分は何がわかってないのか?それが、わからないガラスの心を持った患者さん。
お互いが、お互いの気持ちを理解したうえで、診察に挑めば、なんら問題はないように思います。

女性に信頼される、すてきな病院になるよう応援しています。

# 長いコメントになってしまって、ごめんなさい。
Posted by ぱじゃぷう at 2006年12月02日 02:43
入院の説明を受けている時に、「最近親しい人を亡くされたり、大事な物を失くしたりしませんでしたか?」という不思議な質問を受けました。唐突で、初対面の男性の看護士さんで、、。しばらく考えて「特にありません。」と答えました。仕事、人間関係、家族の事、全てを話し相談していた人を失くし途方に暮れている時、手術する事になった。あの時、相談していたら賛育会病院では具体的に何をしてくれたのでしょうか。独りでいろいろ悩んだり、治療を受けるだけで卑屈になったり。ストレスが体にも心にも悪影響が出て。あの頃から心がどんどん捻じ曲がって1年前とは別人のような自分がもう一人できてしまったような気がします。今まで通りの自分と、ひどく醜い性格の自分が同居していてまるで二重人格。もう元の自分だけには戻れないのかな。手術したのはただのきっかけで、していなかったとしても、こんな風になったかもしれない。でもあの時相談していたら、。何も変わらなかったかもしれないけど、少しは何かが好転したかもしれない、と後悔する毎日。醜い性格の自分がする事を抑えられなくなるのが怖い。どうしたらいいのか判らない。もう遅いかもしれないけど、もっと人に迷惑をかける前に、今、何をしたらいいんでしょうか。
Posted by Chopin at 2006年12月06日 01:26
久しぶりにブログを見ました。大人気ですね。(おかしいな〜)
でもマカロンさんのコメントを読んで救われました。
ずっと、、なぜ自分だけ、と悩んでばかりでしたから。
ここでは先生は大絶賛。ブログを見ると落ち込むばかり。
初診の後はそんなに自分の体は醜いのか、とまで思って生きているのが嫌になったり。
だからマカロンさんに感謝です。ありがとう。
でも、マカロンさんのリンク先を見て、これが桜井先生の事じゃなければいいな〜と思いました。
というのも、このまま順調に行けば、来年私はママになれます。
お腹に幸せの素がいると思うとどんな事も許せるような気がします。
先生の態度もなぜか許せる気がします。
幸せの種が無いと、人間は寛大になれないんだな〜。
だからリンク先のことが先生じゃなければいい、なんて思えました。
それに、先生の手術のお陰です、と感謝の気持ちまで湧いてきました。
マカロンさんだけじゃなくて、先生もありがとう!
先生が、醜い心を少しでも持っていたとしても、人間だから仕方がない。
大部分は正義感に満ちていると信じます。
Posted by 泉 at 2006年12月09日 15:33
Chopinさん、その後如何でしょうか。
これまでの診療は、自分の思い通りに行かず、なかなか患者さん各自の精神的なサポートができなかった、と、退職した今、振り返っています。在職のときからその点は何とかしたいと思っていたのですが、これからの診療では、解決することができなくても、サポートすることができるよう考えています。
次回の診察があるのでしょうか、差し支えなければ、お話下さい。
Posted by 桜井明弘 at 2007年01月07日 02:02
子宮内膜症で検索し、いくつかのHPを見ているうちに、このページにたどり着きました。
私も、数年前に腹腔鏡手術をしました。
(担当は、桜井先生ではありませんが・・・)
やはり、手術をするまでなかなか、踏ん切りをつけることができませんでした。
腹腔鏡手術の数年前に、開腹手術をしていたので、なおさら、踏ん切りをつけることができなかったのかも知れません。
私の担当医は、手術をするとしても、腹腔鏡手術だと、数ヶ月先になってしまうので、予約を入れておいてキャンセルをしてもよいとまで、言ってくれました。
何回か通院をし、説明を聞き自分なりに納得し、手術をしました。
この時の、担当医には、大変、感謝しています。

いろいろな、考え方、性格の医師がいると思いますが、桜井先生のように、患者からの厳しい意見に耳を傾け、返事を書いてくださる人はなかなかいらっしゃらないのではないのでしょうか?

患者側も疑問に思うことは、どんなことでも聞いてみるという勇気が必要なのではないでしょうか?
Posted by 手術経験者 at 2007年12月05日 23:48
手術経験者さん、初めまして。
このブログ記事の書き込みの多さは、おそらくこのブログでも1番だと思います。非常に反響のあるものでした。

今読み返しても、やはり治療をする側と受ける側の気持ちの違いを改めて痛感します。
もう一度初心に振り返るには、時々読み返しています。

治療を受ける患者さんが、少しでも多く理解してから治療を受けたい、ただ、どんなに努力をしても、日々の現場で多くの患者さんの治療に当たっている専門家の知識とは温度差があります。私は専門知識を修得した責務を果たすため、診療現場やこういうブログを利用して、患者さんたちにもっと多くのことを知ってほしい、と思っています。ですから患者さんや読者の方からの書き込みを、ありがたく受け止め、フィードバックさせていきたいと思っています。

書き込みありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
Posted by 桜井明弘 at 2007年12月06日 01:43
早々とお返事を書いていただいていたんですね。ありがとうございます。
こんなに早く、見ていただいていたとは思わなかったので、感動しました。

今まで、治療を受けていて、感じたことですが、医師がきちんと説明をしていたとしても、患者側は不安になったりすることもあると思います。
また、人によって理解度が異なると思います。
ですから、一度、説明をしたとしても、(確認という意味も含めて)繰り返し説明をする等の、フォローも必要ではないかと思っています。
これをしてくださる、医師はなかなかいないのではないかな〜?と思いますが・・・・・

子宮内膜症や、子宮繊筋症の治療方法等について、詳しく書かれないのでしょうか?
最近では、低容量ピルという方法が。主流なのでしょうか?
Posted by 手術経験者 at 2007年12月13日 23:53
手術経験者さん、再度の書き込みありがとうございます。

どの職種においても、専門知識の有無は温度差が生じますね。私も時間の許す限り、何度でも説明を繰り返すよう、心がけています。

内膜症、腺筋症について、当ブログでシリーズ化して書いています。
よろしければごらんください。
http://cl-sacra.seesaa.net/article/52494020.html
http://cl-sacra.seesaa.net/article/52611651.html

これからもご意見、お寄せくださいね。
Posted by 桜井明弘 at 2007年12月18日 01:35
数年前に腹腔鏡で卵巣のう腫の手術をした者です。
(桜井先生に手術してもらったのではありませが・・・)
手術後、子宮と尿管が癒着してしまうということは、ありえることでしょうか?
Posted by 教えて?? at 2008年04月09日 23:10
「教えて??」さん、おはようございます。
手術の内容、病気の種類が分からないため、一概には言えませんが、手術後の癒着、術後癒着というものが出来る可能性はあります。これはどんな手術を受けても起こりうることです。腹腔鏡下手術では術後癒着は少ないですが、子宮内膜症や感染を伴う病気の場合は癒着が形成されることもあります。

手術適応となった病名、お腹の中の状況(癒着があった、ひどかった、のう腫が大きかったなど)、手術内容(卵巣摘出、またはのう腫のみの摘出)など、分かる範囲でも教えていただけるとより適切な回答が出来ると思います。

書き込み有り難う御座います。
Posted by 桜井明弘 at 2008年04月10日 11:34
その病院で腹腔鏡手術を受けるかどうかのポイントはずばり何でしょうか?

内膜症と筋腫の両方を一回の腹腔鏡手術で治療しようとしているのですが、その病院で受けてよいのか迷っています。

指導医は外の大学病院からきていらっしゃる有名な先生で、診察担当の先生がおっしゃるには、今、日本の産婦人科の腹腔鏡手術なら5本の指に入る先生とのことでした。
なるほど、お名前をgoogleして見ますと内視鏡のオペに関する著作も1冊ではないようですし。読売の名医リストにもお名前があります。でも執刀医の先生の経歴がよくわかりません。

腹腔鏡手術はチームワークとも聞きます。
指導医が経験豊かな先生であれば、安心して手術を受けることができますでしょうか。それとも執刀担当の先生の実績にこだわったほうがいいのでしょうか。
素人がお話を伺ってわかるのは手術件数...くらいですが、ご担当してくださる先生は選べない病院の方が多いと聞きます。

手術に立ち会ってくださる指導医がすごい先生...というのは選択の有力なポイントになりますでしょうか。また、他に重視して確認しておくべきポイントはあるのでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by にしね at 2009年04月28日 02:22
にしねさん、手術を前にして、ますます悩ませてしまったかもしれませんね。
すみません。

病院、担当医、指導医を信じて手術を受けるか、納得できなければ遠方でもセカンドオピニオンを受けるのもひとつの選択肢と思います。

実際に現在にしねさんの治療に携わっている先生や施設を評価しかねますので、適切なアドヴァイスがなかなかできず、すみません。
Posted by 桜井明弘 at 2009年04月29日 00:46
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