2006年08月02日
少し前に発表された数字ですが、先日の日本医師会新聞にその問題点が再度取り上げられていました。
年々最低記録を更新し続けている、一人の女性が生涯にもうけるお子さんの人数。平均すると、一人の女性が、一人か、せいぜい二人のお子さんしか産んでいない、と解釈出来ます。
都道府県別の率が新聞にも掲載されましたが、各地ともに軒並み低下、わずかに福井県が上昇、もう1県横ばい。東京は、恐ろしいことに1を下回りました、勿論、仕事を持ったり、結婚前の女性の率が高いこともあると思いますが。
この数字の解釈、なぜ子供を産まないのか、しつこいほどに議論されていますが、皆さんはどう感じられましたか?
posted by 桜井明弘 at 02:15|
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産婦人科医の医療日記
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Tracked: 2006-12-12 00:39
なぜ産まないか?
自分の事で精一杯?教育費がかかり過ぎる?
自分の時間が優先?
いろいろです。女性の社会進出も大きな要因でしょうか。
キャリアが大事、仕事の方が大事などなど・・
「自分の時間が優先?」「女性の社会進出」とも書かれていますが、これまで日本社会が推し進めてきた男女雇用機会均等(名ばかりの面もありますが)、と確かに背反する問題なのかも知れません。
非常に近いテーマですが、近年、妊娠を希望して来院される患者さん、不妊症に限らず、一段と高年齢化が進んだ気がします。これはまたいつかテーマに取り上げたいと思います。
「出生率」の出し方にもいろいろありますが、なぜか私の周りでは昨年から赤ちゃんラッシュで確実に上昇中です!幸せそうな妊婦さんを見ると、無理かもしれないけど私も一度でいいから同じ幸せを味わってみたいと思ってしまいます。
ここで提供される明るくて幸せな話題が少しだけ出生率アップに繋がる事を期待しています。
最近、少子化問題も深刻な中で、堀病院の無資格で看護士が助産行為を行っていた事件の話題の為、余計に出産に対しての不安が募る一方だったけど、今朝の朗報はそれを一掃してしまうくらいの明るい吉報でしたね♪
この世の中、産科医不足も深刻ですが、このような他の科にはない喜びや感動があるからこそ、まだまだ産婦人科を目指す先生はいらっしゃることと思いたいです。 先生もこの悪条件の中、産科医を選んだ理由はこのようなところからなのでしょうか? とても辛い職業でしょうが、大変やりがいがあると思いますので、がんばって頂きたいです。
私も今日の吉報でがんばらなければと言う気分になりました。 この話題がきっかけで少しの間でも出産ラッシュになると良いですね♪ 少子化の問題解決とまではいかないけれど、少し勇気をもらった気がします。