クロミッド、は商品名。一般名はクロミフェンクエン酸塩(かつてはクエン酸クロミフェンとされていました)といい、医師国家試験でも取り上げられるほど、とてもメジャーな薬剤です。
クロミッドは内服の排卵誘発剤の代表的なもので、さまざまな原因による
・ 排卵障害
・ 無月経
・ 不妊症
・ 黄体機能不全
などの治療に広く用いられ、すでに40年を過ぎた臨床使用経験があります。また、不妊治療では、最も多くの患者さんに使われていると言っても過言ではありません。
クロミッドの作用と副作用についてブログ記事を作成しました。
このブログの記事は、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越ししています。
(補筆修正:平成30年10月5日)
クロミッドについて取り上げてあり、とても驚きました…。
私にとっては、第一子の誕生につながった魔法の薬ですが、産婦人科の先生にとっては、日常的に処方する薬でしょうし、今さらあまり聞いても、そんな事もわからない?と思われるだろうと考えていました。ですので、クロミッドを取り上げて頂けたのはとても嬉しいです。
前の方がクロミッドの副作用のコメントを書かれていますが、私は吐き気や下痢は出なかったですが、腹痛には毎回悩まされていました。でも、少なくとも私がお世話になった産婦人科の先生方は皆、クロミッドで腹痛なんて聞かない、と言われるのでなるべく気にしないようにしていました。
私の場合は、毎回内服2、3日後から、時々ですが腹痛がおきます。一度クロミッドが増量になった時、痛みで週末を迎えるのが不安で受診した事があります。エコーの結果は卵胞が順調に育っているだけで異常なし。かかりつけ医師からは、内服ではほとんど卵巣過剰刺激はおきないこと、ただし、我慢できない腹痛がおきた時は受診するように、と言われていました。
今月残念ながら月経が来てしまい、子供の入学をひとつの節目と考えていたため、不妊治療を休止することにしました。仕事も常勤は降ります。
不妊治療を中止ではなく休止にした理由は、親しい友人が、まだ高度生殖医療を続けるからです。今年に入り妊娠反応が出たものの、心拍確認が出来ず…という残念な知らせがありました。辛いはずなのに、私を気遣う友人を見ていて、私が不妊治療を中止するとはとても言えません。もともと友人に治療をすすめたのは私ですから。
休止の事は、かかりつけ医師にも伝えました。どちらにしても、クロミッドは秋から続けているので、これ以上続けてもデメリットが大きそうですね。
そうですか、治療休止ですか。子供を作るのも、タイミング、時期がありますから、R.Tさんの選択も決して誤ってるとは思いません。
クロミッドを続けることのデメリットですが、現れる方も現れない方もありますので、一律には言えませんね。
先生に手術していただいてから、もう少しで一年。また、さくらへ検診に伺う季節となりました。本当は、妊娠の事だけを考えれば、今の休止は良い選択ではないと思っています。でも、先月私は、クロミッドを飲む気持ちにどうしてもなれませんでした。
地元のかかりつけ医師には、また治療を再開する気持ちになったら、いつでも来なさい…と暖かい言葉をかけていただきました。
今は治療の事から少し離れて、娘の入学や成長を見守りたいと思います。
娘は最近、桜井先生みたいな医者になって、困っている人を助けてあげたい、と言い出しました。
娘にとっては、桜井先生はママを救ったスーパードクターなんですね…将来、娘がどうなるかはわかりませんが。でも娘が目標を持てたのは、私の内膜症、不妊治療を見守り続けてきたひとつの結果だと思っています。
私も明日からの診療に、また新たな気持ちをこめたいと思います。
排卵障害の治療法や治療期間など、患者さんが妊娠を希望しているか、という点が重要です。
武田圭子さんが近いうちに妊娠を考えているのであれば、排卵誘発剤により排卵するくせをつける、と考えてください。また排卵誘発剤は排卵するようになれば、徐々に止める方向を検討できます。
ただ、すぐでないのであれば他の方法もありますので、主治医の先生とよく相談してください。