2010年01月14日

妊婦さんのお腹 〜映画「ジーン・ワルツ」医療監修日記(4)〜

映画「ジーン・ワルツ」では、多くの妊婦役の役者さんが登場します。もちろんたくさんの妊婦さんのエキストラを集めることは困難なため、妊娠週数に矛盾しないお腹をつくり、役者さんの腹部に装着しなければなりません。

よく診ているはずの妊婦さんのお腹なのに、造作で同じようなものを作ろうとすると、意外と難しく、百戦錬磨の美術スタッフも苦労していました。

撮影所に初めて訪れた私は、助監督の廣田さんをはじめとして、美術スタッフの方々からの質問や準備に要する物品、診察室のセットを打ち合わせ、その合間に妊婦さん役の桐谷美玲さんのお腹をチェックしました。

実感したのは、妊婦さんのお腹はその妊婦さんのならではの大きさで、体型の異なる役者さんが装着するととても違和感があります。桐谷さんはとてもスマートなので、やせてらっしゃる役者さんの場合は、お腹の横の部分を削って造らなければならない、など、気づかされたことも多かったです。

スタッフの方にクリニックまで迎えに来ていただき、撮影所の守衛さんの門をくぐるのは、なんとも言えず気持ちのいいものでした。

まだこの頃は撮影開始前で、私の打ち合わせが終わると、「翌日の診療に差し支えるといけませんから」、と気を遣っていただき、23時ころには帰宅の途についたのですが、撮影スタッフの皆さんは、撮影開始前だからこそ、準備に追われ、若いスタッフの方々の中には、撮影所にほとんど住んでいる(!)人もいました。


ラベル:桐谷美玲
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