2009年11月13日(金)、スポーツ報知紙
これまで私がこのブログで、「まだ詳しくは書けないんですが、、、」と書いていた映画です。
原作は「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」、「ナイチンゲールの沈黙」のベストセラーで著名な海堂 尊さんで、本作品は、産科医療の崩壊、体外受精、顕微授精などの高度生殖医療、代理母出産などを取り上げた、産婦人科医療を舞台にしたシリアスな社会もので、とても興味深く読ませていただきました。
製作発表記事では、「代理母出産」が大きく取り上げられていますが、作品全体ではそうではなく、出産や帝王切開などのシーン、ありきたりではないラブロマンスも含まれ、妊娠する世代の女性はもちろん、全女性、男性にも多く観ていただき、広くこれらの話題を知っていただきたく思います。
このブログ、医療監修日記シリーズでは、私が関わった医療監修を順にご紹介しながら、皆さんにこの映画をよく知っていただきたい、多くの方に観ていただきたい、と思いつつ、今後も書かせていただきます。
上のスポーツ報知の記事には、末文に私のことも載せていただきました。公開は来年秋、とのことですが、皆さん、楽しみにしていてくださいね。
ラベル:ジーン・ワルツ
ちなみにジーンワルツは出版されてすぐに読んだのですが、不妊治療についてあまり分かってないで書いていたようで、体外受精が途中から人工授精になったりと、いまいちな気がしたんですが、先生がちゃんと監修すればその辺が解消されて面白くなるのは間違いないです!!
先生相変わらず、ひとつのことにおさまらず新しいことを進めていて、面白いしすごいですね〜。
どんな映画なのかずっと製作発表を楽しみにしていましたが、こんなに大きな作品
とはびっくりしました。
医療系の映画やドラマはわりと現実ではありえないという設定があったりするので
引いてしまうことも少なくないのですが
先生の監修でしたらきっとリアルに表現されてるんだろうなととても期待しています!!!
また今後の医療監修日記も楽しみにしていますね。
早速原作も読んでみたいと思います。
さすが、いち早く「ジーン・ワルツ」、読んでいたんですね。確かに用語の間違いなどがあり、そのため台本のチェックがまず最初に依頼された仕事でした。
hanaさんも有り難う御座います。
お二人とも書かれていますが、監修はあくまでも、ご意見役なので、そんな大したことはやってませんよ。ただ、気持ちとしては、「原作を超える」作品を目指しました。監督やプロデューサーが、リアリティを追求したい、と言ってくれたので、その気持ちに応えたい一心で打ち込みました。
hanaさんも、是非原作をお読みになって、感想も書いて下さいね。
「ジーン・ワルツ」読みました。
お話は意外と問題提起要素が多かったですね。私も非常に興味深く読みました。
医療問題を改めて深く考えさせられましたがやはり不妊治療経験のある私は5人の妊婦さんの場面が特に印象に残りました。様々な事情を抱えた妊婦さんの母性というものに触れた時はその強さにとても感動しました。
本当に妊娠〜出産までには様々な選択肢があるのですね。今後の自分のことが少々不安にもなってしまいましたが。。そして健康に生まれることが奇跡的だということや出産は危険を伴うものということを認識しておくのも大切なのかと。
また、医療技術の進歩や産婦人科医師のお陰で安全に出産できているということなんだとこの作品を通して感じました。
先生がおっしゃるように様々な世代の男女に是非触れて欲しい内容でした。
私もこの映画ますます楽しみになりました!!
でも、この物語のクライマックスは衝撃でしたね。読み終えてから気持ちの落としどころがなく、何かすっきりしていません…。笑…。
そうですね、hanaさんが控えめに書かれているように、あまり具体的な内容はこれからお読みになる方々のため、もう少しとっておかなければなりませんが、子供を授かることの神秘、貴重さを感じ、また産科医療崩壊の側面に触れていただけたら、と思います。
皆さんも是非お手にとって下さい。