YOMIURI ONLINEに概要が載っていますので、あわせてご覧ください。
2009年衆議院議員総選挙、マニフェスト医療。
公明党、民主党に続いて、本日アップするのは、7月16日に、「第一次案」、として発表された社民党のマニフェストです。
「生活再建」10の約束、と題し、公約詳細を紹介しています。
医療関連の公約は、以下の再建2、3に掲げられています。
再建2 いのち セーフティネットを充実
1.「後期高齢者医療制度」を廃止します。国民皆保険制度を守ります。
2.医師の数を増やし、地域に必要な総合医を育てます。看護師、福祉や介護職員の増員、待遇の改善を行います。
後期高齢者医療制度については、与野党から、廃止、または見直し論が挙げられています。
医師数増員も民主党が謳っていますが、社民党では具対数を示していないものの、日本の医療ではあまりなじみがなく、欧米の医療で見られる「総合医」育成を掲げました。
日本の医療現場でどう受け入れられるか、注目です。
再建3 子ども・若者・女性 人生まるごと応援
1.中学校卒業まで、子どもの医療費を無料にします。
8.妊婦健診や出産に健康保険を適用し、自己負担分を無料にします。助産師の力を活用し、地域で安心して出産できる施設を増やします。病院との連携、救急搬送システムの整備と連携を強化します。
中学生までの医療費無料化は、地方選挙では良く見られますが、国政選挙ではあまり見られることがなかったと思います。
妊婦検診、出産に健康保険を適用、も斬新です。現在の医療では、健康保険の適用は病気に限られており、妊娠、出産や検診、予防接種などは、適用外です。
実現されれば、現状の医療界を大きく変える福祉となります。
社民党は、あくまでも「第一次案」とし、本格的なマニフェストは選挙公示後、としていますが、全体的には、公明党や民主党と比べて、まだまだ詳しい公約を述べていない、また、各「再建」の内容を読んでも、箇条書きの域を脱していないと思いました。
公明党、民主党と同様、不妊治療について触れられていないことは残念です。特定不妊治療費助成が開始されていますが、まだまだ費用面や精神面のサポートが必要です。不妊治療の敷居が低くなり、成績が向上すれば少子化対策にもつながるものと思います。不妊患者さんに対するサポートと不妊治療研究に対して言及してほしかったです。
「ボートマッチ」、やってみましたか? 読売新聞の読売オンラインの中に「日本版ボートマッチ」があります。
さまざまな政策についての自分の考えを簡単に選択していくと、自分と政党の考え方の近い、遠いが分かります。若い人も選挙に関心があるものの、マニフェストを読まない、と報じられました。私のブログもマニフェストに興味を抱いていただくための一助となれば、と願っていますが、マニフェストを読まない、ひいては「どこに投票していいのか分からない」というにお勧めです。
数分で終わりますので、是非試してみてください。
2009年衆議院議員選挙 マニフェスト医療
・公明党
・民主党
沖縄の海ですが、1月の撮影です。
・さくらトリートメントの夏期休業、
・8月11日(火)
・8月12日(水)
です。
・さくらトリートメントで行う、「セルフリフレクソロジー教室のお知らせ」、皆さんのご参加をお待ちしています。
「後期」廃止はともかく、「総合医」養成と
助産師の活用は評価します。
このブログを見る限り財源など方法論がわからないのはミニ野党の限界でしょう(他の党派も似たり寄ったりですが)。
書き込みありがとうございました。
キャスティングボードを握る社民党、連立政権の一翼を担うようになったら、公約実現がかなうでしょうか。
私もすべてのマニフェストにつき、コメントできるような政治通では決してありませんが、医療に関連した部分は、自分の専門範囲で皆さんに考えていただきたく、情報発信を続けて生きたいと思います。