2009年03月01日

HPVワクチン 4価ワクチンと2価ワクチン

子宮頸がんの原因、HPV(ヒトパピローマウィルス)に対する、HPVワクチンには「4価ワクチン」と「2価ワクチン」があります。

それぞれの○価は、いくつのHPVの型に対するワクチンである、と言うことを示します。

現在各国で承認され、日本国内の発売が待たれているHPVワクチンは、4価と2価のものがあり、それぞれ子宮頸がん発症の高リスクグループである、「16」、「18」を対象とし、また4価は低リスクグループの「6」と「11」をも対象としています。

低リスクグループは、子宮頸がんを発症することはまれで、HPV由来の病変である、「尖圭コンジローマ」の発症に関与しています。

尖圭コンジローマは、膣の入り口の柔らかい粘膜や外陰部、時に膣内に、小さな乳頭状の腫瘤を形成します。「小さないぼいぼ」「つぶつぶ」と言う風に表現されます。
かゆみを伴うこともありますが、無症状であることも多く、婦人科診察で初めて指摘される方も多いです。HPV感染によるものなので、コンジローマが存在する状態では、パートナーへの感染も起こします。また悲しいことにコンジローマを治療しても繰り返し再発することがよくあります。

2価ワクチンがハイリスクを対象とした子宮頸がん予防に重点を置くのに対し、4価ワクチンは子宮頸がんのみならず尖圭コンジローマまで対象を広げたワクチンであり、投与を受ける際には、どちらのワクチンであるか知っておく必要があります。


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posted by 桜井明弘 at 23:34| Comment(2) | TrackBack(1) | 子宮頸がん・HPV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
ワクチンについて質問させて頂きます。
こちらのワクチンは、コンジローマと診断された人への接種は可能なのでしょうか?
接種できる場合、効果は期待できますでしょうか?
Posted by たー at 2009年03月16日 13:08
たーさん、こんにちは。
「HPVワクチンの効用」にも書き込みいただきましたが、内容が重複するため、そちらは削除させていただき、こちらで回答します。

HPVワクチンは、感染前の予防に用いるワクチンで、診断後、すなわち感染後の効果は期待できません。
残念ですが、感染前に投与するワクチンです。
Posted by 桜井明弘 at 2009年03月17日 14:55
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