2017年01月25日

DHEA 〜一般的な効果と副作用〜

DHEA、Dehydroepiandrosterone(デヒドロエピアンドロステロン)は、ステロイドホルモンであるテストステロンおよびエストラジオールの前駆体(原料、とも言えます)で、早発卵巣機能不全(早発閉経)や卵巣刺激におけるPoor Responderと言われる卵巣機能不全に効果が期待されています。

DHEAは、海外ではサプリメントとして市販されていますが、日本では「医薬品」の指定を受けているため、国内で食品として販売することは法律で認められていません。

DHEAの一般的な情報について詳しくHPのブログにアップしました。

このブログの記事は、今後、新しくなった当院のホームページ内の院長ブログへ随時お引っ越しする予定です。

2017年1月25日更新
posted by 桜井明弘 at 08:59| Comment(4) | TrackBack(2) | 産婦人科一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
桜井先生、こんばんわ。本日、初めて受診させていただきましたが、とても丁寧に説明していただき、思いきって伺って本当に良かったです。ありがとうございました。卵巣は残す方向で、今後どうするか決めたいと思います。桜井先生のクリニックが近ければ、あっさり移っているんですけどね...近くにお住まいのかたがうらやましいです。ところでDHEAの内容を読ませていただきましたが、これは偽閉経療法の副作用軽減に使えませんか?
Posted by R.T at 2009年01月21日 23:59
R.Tさん、こんばんは。今日は遠いところお疲れさまでした。

今後の治療のことは、また主治医の先生とよくご相談の上、納得して選択してください。

さて、DHEAですが、エストラジオールの前駆体、と書きました。そのため、エストロゲン低下に伴う偽閉経療法の副作用、更年期障害様諸症状には効果が期待できますが、血中エストラジオールが上昇してしまうようでは、偽閉経療法の主効果が望めなくなってしまいますね。
Add-back法と同じ程度に調節できれば仰るとおり使えると思います。
Posted by 桜井明弘 at 2009年01月22日 00:14
今年の8月上旬よりDHEAを処方により服用しておりますが。9月の生理周期が24日間、10月の生理周期が今日で45日を向かえ、まだ生理に至っていません。また、9月は基礎体温がずっと36.60〜36.70あたりをうろついていた感じです。今周期は一応低温、高温に分かれましたが、まだ乱れ気味です。これはDHEAの服用によるものと考えていいでしょうか。
Posted by サム君 at 2010年10月29日 20:07
サム君さん、こんばんは。初めまして。

単純にDHEAの服用による、とは言い難いです。当院で服用されている方たちにはあまりみられないと思います。他の因子についても考えてみてください。
Posted by 桜井明弘 at 2010年11月07日 23:52
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Tracked: 2009-03-13 00:02