2013年03月26日

卵巣機能異常・排卵障害をもたらす疾患 〜卵巣機能不全・排卵障害〜

卵巣機能異常・排卵障害を理解するために、「疾患」と「病態」と「症状」を混同しないようにしなければならない、と書きましたが、いよいよ今回から疾患について触れます。

卵巣機能異常・排卵障害をもたらす疾患には以下のようなものがあります。

・視床下部性卵巣機能不全
・下垂体性卵巣機能不全
 中枢性卵巣機能不全とは
・多嚢胞性卵巣(PCOS)
 インスリン抵抗性
高プロラクチン血症
 薬物性
 下垂体腫瘍
 特発性
・摂食障害(体重減少と体重増加)
ストレスによる異常
・高アンドロゲン血症
年齢による卵巣機能の変化
 早発閉経
甲状腺機能異常糖尿病、膠原病などの内科疾患

卵巣機能異常・排卵障害を考えたときに、これらの全てを一つ一つを検査したら大変です。お話を伺いこれまでの経過を参考に、疑わしいものから検査していきます。またホルモン検査(基礎値)では上に挙げたいくつもの病態をまとめて検査することができます。

また、原因疾患は上に挙げたものを、同じ患者さんでオーバーラップして持っていることもありますし、たとえば多嚢胞性卵巣は高アンドロゲン血症や高プロラクチン血症を合併しやすい、同じく糖尿病やインスリン抵抗性を呈しやすい、などのこともあり、その病態は複雑であることが多いです。

今後このシリーズで、これらの疾患について書いていきたいと思います。

(2013年3月26日 修正)
(2008年12月14日 初出)


posted by 桜井明弘 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 卵巣機能不全・排卵障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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