タイトルが取っ付きにくかったので、よりマイルドな表現にしてみました。
通常排卵期では、子宮頚管粘液が増加します。これを排卵の目安としてタイミングを計ったり、排卵がちゃんと起こってるな、と考えている方も多いと思います。
排卵期の粘液ですが、排卵日の1,2日前から増加し、排卵後も1日くらい多いようです。ただ、ご自身の自覚としては、1日だけのこともあるでしょうし、全く自覚されない方もあります。
この粘液は、腟内に射精された精子を子宮内腔に送り込む役割がある、とされ、極端に粘液の分泌が少ない方は不妊の原因となりえますが、自覚症状の多い、少ない、はいずれも病的な状態を表すものではありません。
これまで書いてきた排卵痛や基礎体温と同様、この日が排卵、と思っているのと、実際の排卵は異なることもあります。
人の身体に起こる様々な症状は、原因不明で説明のつかないものもありますし、また身体は大変複雑な構造のため、この症状が出たらこれ、という風に単純に言い切れないことも多いです。
このシリーズ、一覧です。
・ 基礎体温
・ 排卵痛
・ 排卵検査薬
・補筆修正いたしました。
「HPV検査」
いただいたコメントから、補筆いたしました。
・ねむの木ブログで、11日に行われたハンドクリーム教室、紹介しています。
質問があるのですが、先日、かかりつけのお医者さんで、生理不順のため検査を受けたところ、子宮の働きが良くないとのことで、まずは生理を起こすのが優先とプレマリンとヒスロン、あと排卵誘発剤のクロミッドを処方いただいたのですが、副作用はあるのでしょうか?子宮癌検査ではクラス2だったのですが、進行などにも影響はあるのでしょうか?
処方されたものはいずれもホルモン剤ですね。あまり副作用を心配する内容ではありませんが、ホルモン剤に共通してあるのが、胃が痛くなったりするのが最も多いです。なかでもプレマリン、ヒスロンはあるかも知れません。が、痛くならない方が多いです。
他にも軽い副作用や稀なものもありますが、気になる症状があったら、次回診察の際に相談なさるといいと思います。
子宮頸癌への影響は、皆無です。子宮体癌の方には禁忌です。お受けになった検査は恐らく前者と思われますが、現在は正常細胞しかでていないので、癌ではありません。クラス2は癌化ではありません。