2008年09月09日

分娩・妊婦健診無料化 〜最近の産科関係ニュースから〜

少子化対策に関して、若年夫婦などが出産しやすい環境を整えるため、公的支援拡充に着手し、分娩・妊婦健診の無料化が検討されている、と8月22日、舛添厚生労働相が記者会見で発表。

現在無料化されている妊婦検診は、5回分。自治体によっては既に14回分、全てが無料化、というところもあります。

2009年4月から開始したいとのことで、出産後に出産育児一時金として支給されている実質分娩費、35万円も、医療保険から直接医療機関に支払われる仕組みを検討するそうです。
実現すれば出産する負担が軽くなりますね。出産はお金がかかるから、と妊娠を避けていた方にも朗報になりそうですが、少子化は妊娠・分娩費だけが原因ではなく、育児環境の整備の方が重要だと思います。こちらも先日検討する、と発表がありました。
2008年8月22日14時14分 読売新聞


posted by 桜井明弘 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 産婦人科医の医療日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
桜井先生こんばんわ。少子化対策に関しては、産休、育児休業を経て働くママをやってきた私にとっては、行政機関が考えているほど甘くはないように思います。女性が育児をしながら働く場合、近くで実家などの応援が期待出来るか出来ないかで大きく変わってきます。私自身は、応援は期待できない環境で、葛藤しながら今まできました。職場の保育所を仕事の間使えた点は助かりましたが、預け始めてから3歳になるくらいまでは、子供は病気をもらいまくりで、仕事が終わると週2回は、かかりつけの小児科まで車をとばすのが日課でした。小児科の先生には頭があがりません。時には、明け方子供の具合が悪くなり、自分も熱がある状態で、朝7時から小児科に順番をとりに並んだりもしました。そんな時に限って、孫のために並んでいると話しかけてくるおじいさんがいたりするんですよね。さすがにその時は家で泣きました。子供の病気のために仕事を休むため、自分が病気の時までは休む事ができず、2か月近く体調が悪いままということもありました。また、小さな子供がいると、医療機関を受診しにくく、歯医者では、子供を自分のお腹の上に乗せて治療。婦人科検診もやはり小さな子供がうろうろする事を考えると躊躇してしまい、行かずにいたら内膜症に...。子供が5歳になった今は、婦人科にも付き合ってくれますけどね。すっかり医者慣れしている様子です。でもこの年齢になると幼稚園のお友達に影響されて、習い事をやりたがるようになりました。常勤で働いていると、そういう時間をつくるのも難しいです。今は、お友達のお母さんと協力して送り迎えしてしのいでいますが、実家などの応援が得られない状況では、本当に育児と仕事の両立は難しいです。行政には、病児保育の充実、一時保育やファミリーサポートセンターの拡大や充実にも、もっと力を入れて欲しいと思います。
Posted by R.T at 2009年01月25日 01:38
R.Tさん、コメントありがとうございました。育児環境の整備の必要性が、生々しく感じられました。

私も少子化対策については、上に書いたように最後は育てやすい環境、と思っています。妊娠や出産にも多大なお金がかかるので、このようなサポートがあると少しでも産む条件は改善されますね。

少子化対策は国の根幹にかかわる大切な政策と捉え、多くの議論がなされるべきだと思います。
Posted by 桜井明弘 at 2009年01月27日 13:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。