2008年08月17日

LHサージ不全

これまであげてきた「排卵遅延」「LHサージ遅延」「LUF(黄体化未破裂卵胞症候群)」よりも重い状態です。

卵胞が発育しない、狭義の「無排卵」とは異なり、卵胞発育は見られます。
しかし「LHサージ遅延」で書いた、排卵のきっかけとなるLHサージが起こらないのです。

下垂体から分泌されるホルモン、LHとFSHがありますが、FSHは卵胞発育に、LHは発育した卵胞を排卵させる働きがあります。

下垂体の機能異常では、LHもFSHも分泌されない状態と、LHだけ、あるいはFSHだけ分泌がよくない状態もあります。

FSH分泌が正常で卵胞発育は起こる、ただLH分泌が異常なためLHサージが起こらず卵胞が排卵しない、といった病態です。

卵胞発育にはFSHだけでなく少量のLHが必要なため、この病態の方は卵胞発育が遅い、排卵遅延を伴うことが多いです。

治療はクロミッドで卵胞発育を助け、hCGのLH作用で排卵させます。
妊娠を希望する前では、クロミッドで卵胞発育のくせをつけるように刺激をしておくか、黄体ホルモン投与だけで毎周期消褪出血を起こしておくか、の治療を選択します。




posted by 桜井明弘 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 卵巣機能不全・排卵障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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