医薬品が皆さんの治療に使われるまでには、動物を対象にした試験や、健康な人、患者さんを対象とした臨床治検が行われ、国からようやく認可されると病医院で処方されたり投薬される「お薬」になります。この間、数年を要し、製薬会社で開発が始められてから実際に治療に使えるようになるまで、莫大な時間と費用がかかります。
医薬品はこれだけでなく、実際に使われるようになってからも再三、市販後調査、と呼ばれる副作用などの有害事象調査が繰り返されています。つまり、安全面には細心の注意が払われている、と言うことになります。
一方で健康食品などはここまで厳密な検査、調査が行われず、医療者の目から見ると、精度や安全性は、医薬品と同列にはできません。
しかしながら医療機関で処方される薬には「副作用」があり、これら健康食品やサプリメントは健康にいい、副作用がない、と言う一般的な概念が強いですが、これは調査されていない、だから分からない、と置き換えたほうが正しいと思います。
サプリメント、私もその存在に真っ向から反対する訳ではなく、きちんとした製品作りを行っている会社も多いと思いますが、これらの商品を購入して口にするのは、消費者の責任とされています。
また安全面だけでなく、有効成分の含有量が正しくない、というのもよく報道されますが、宣伝文句の全てを鵜呑みにするのは危険なこともあります。
例えば外来診療で、貧血がみられる患者さんに鉄剤を処方しようとお話しすると、「サプリメントで摂るから要りません」と断られること、結構多いんです。私からすると、どのサプリメントを購入されるのか聞きませんが、医薬品として処方される場合は「保険診療」ですから負担が軽くなり、また上に書いた理由から安全面でも軍配が上がります。
サプリメントも作っている製薬会社の担当者と話したとき、安いサプリメントは原料が違う、非常に安価な製品もあるが、そのコストで採算を取るには原料を落とすしかない、と聞きました。また製薬会社は医薬品製造メーカーとしてのプライドがあるため、粗悪品を作ることは出来ないそうです。当クリニックで販売しているサプリメント、これから妊娠を考えている方、妊娠中の方に是非摂っていただきたい栄養素のため、現在これに限っていますが、明治乳業社の「ビオママ 葉酸」を置いています。会社の方も品質に絶対の自信があるそうで、数あるサプリメントの中から選びました。
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