2020年07月03日

LUF(黄体化未破裂卵胞症候群)〜不妊の原因〜

一時期、不妊原因のひとつとして、このLUFが非常に注目を集めていました。
LUF、Luteinized Unruptured follicle、日本語では黄体化未破裂卵胞症候群、頭文字から、「ルフ」と呼ばれています。

こちらに新しい記事を作成しました。他の排卵障害や、hCG注射などについても解説しています。

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2020年06月09日

中枢性卵巣機能不全 〜視床下部性卵巣機能不全・下垂体性卵巣機能不全とは 卵巣機能不全・排卵障害をもたらす疾患〜

視床下部、下垂体が原因で起こる卵巣機能不全は、「中枢性卵巣機能不全」とも呼ばれます。視床下部、下垂体、ともに脳の一部にあり、卵巣機能を司る、まさに「中枢」といえます。

この病態を理解するためには、視床下部―下垂体―卵巣の機能を理解しなければなりません。

こちらに新しい記事を作成しました

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2020年06月07日

遅延排卵 〜排卵障害〜

排卵障害の中に「遅延排卵」があります。

患者さんは、「月経周期が長い」とか、「なかなか高温期にならない」と感じているのではないでしょうか。

妊娠を希望されてなければ、必ずしも病的な状態とは言えないかも知れません。

こちらに新しい記事を作成しました

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2019年06月10日

「もう子宮がん検診は不要でしょ?」という誤解

時々外来診療などで受けるご質問で、きっと誤解されているんだろうな、と思われる、子宮がん検診は不要?といったものがあります。主に3つの理由が挙げられます。

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こちらに新しい記事を作成しました

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(初出2008年05月07日)
(補筆修正2013年11月3日)
(令和元年6月10日更新)
posted by 桜井明弘 at 15:59| Comment(0) | 子宮頸がん・HPV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

皮様のう腫の症状と治療

皮様のう腫はおおよそ直径5cmを超えると「茎捻転」を起こす確率が高くなる、とされています。

通常卵巣は子宮と骨盤壁に固定されていますが、腫瘍が発育すると固定された部分を「茎」とし、腫瘍部分が捻じれ、これを茎捻転と呼びます。固定された部分からは卵巣を栄養する血管があり、捻転することにより卵巣が血流障害を起こし、しばしば激痛を起こします。救急疾患としても知られ、捻転してから時間が経過すると血流が途絶えるため、やがて卵巣が壊死し、この状態になると卵巣は摘出せざるを得ません。

皮様のう腫は薬物療法がなく、よって、皮様のう腫は、5cm以下は経過観察、5cmを超えたら手術適応と考えます。この何センチ、というのは、施設によって考えが異なり、7cmとしているところもありますし、4cmでも捻転を起こして痛みがあれば手術の適応です。

手術は腹腔鏡下に行われることが多くなり、通常、皮様のう腫のみ摘出し、正常卵巣部分は温存する、のう腫摘出術が行われます。閉経に近くなっている場合はのう腫ごと卵巣を摘出します。

再発率はあまり高くありませんが、皮様のう腫は両側の卵巣に発生することが多く、数年立ってから反対側に見つかったりすることもあります。頻度は低いながらも、60歳代くらいから悪性転化することがあり、この皮様のう腫が悪性化した卵巣がんは治療効果があまりよくありません。

よって閉経後では、むしろ積極的に手術が勧められることもあります。

また最近話題となっている「抗NMDA受容体抗体脳炎」についてはこちらをご覧下さい

平成21年2月4日初出
平成31年3月20日補筆修正
posted by 桜井明弘 at 09:36| Comment(24) | TrackBack(0) | 産婦人科一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

FAQ 〜PMSと生理痛〜

PMSと生理痛について診て欲しい、というご質問を最近よく頂きます。

PMS、数年前までは、患者さんに疾患の概念から説明が必要でした、が、最近では、患者さんから、「PMSですが」と持ちかけられます。それだけ一般化しつつある言葉です。

以前は月経前緊張症、最近では月経前症候群、と呼ばれます。

PMSの治療法を含めて、新しく記事にしました

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PMSの場合、原疾患、つまり子宮や卵巣に異常がなく、排卵障害もない方に起こりますが、一方の生理痛、意味を拡げると月経困難症の場合、原疾患があることがあります。

月経困難症、も、子宮や卵巣周囲の痛み、腰痛から、PMSにみられるような様々な症状を含みます。
原疾患として、子宮内膜症は余りにも有名。他には子宮筋腫などがあります。
子宮口(子宮の出口、腟に通じる部分)が狭く、経血(生理の血)が子宮から出ていかない方もみられます。
月経困難症の場合、こういった病気をまずは内診、超音波などによって否定する必要があります。「生理痛」=「子宮内膜症」では決してないのです。

原疾患が見つかった場合では、その病気を治療することも一つの選択ですが、手術や薬物療法があります。しかし、病気が余り重くなかったり、妊娠の希望がない場合など、患者さんの状況に応じて、治療法の選択が異なってきます。
勿論、痛みに対して、適切な鎮痛剤を服用する(対症療法)ことも、立派な選択肢の一つです。

また、PMSと同様に、OCを服用することで、本来、避妊目的であるOCが、生理痛を驚くほど改善できることが多いです。これを副作用、ではなく、副効用、と呼びます。
その他、漢方、SSRIもPMSと同様に、効果がみられる患者さんも多く、これらを変えても治療効果がみられない場合、偽閉経療法や手術療法が行われることもありますが、原疾患がない方で、これらの治療を行うことは余り多くありません。ただ、治療の選択肢としています。

当クリニックの診療は、「産婦人科一般」と「生殖医療(不妊治療)」を2本の柱としていますが、「産婦人科一般」の中には、こういったトラブルの相談も含まれています。

(初出:平成19年4月17日)
(補筆修正:平成30年12月20日)
posted by 桜井明弘 at 01:32| Comment(10) | TrackBack(5) | FAQ(よく頂く質問) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

不妊と子宮内膜症 その原因

子宮内膜症シリーズ、不妊との関係を再アップします。

不妊症の原因の一つに子宮内膜症があります
内膜症があっても妊娠される方もあり、内膜症は絶対不妊の因子ではなく、相対的不妊因子です。

なぜ内膜症が不妊因子になるのでしょうか。

新しく記事にしました

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(初出:2007年11月)
(補筆修正:2008年11月28日)
(補筆修正:2015年3月27日)
(補筆修正:平成30年10月26日)
posted by 桜井明弘 at 17:37| Comment(8) | TrackBack(4) | 子宮内膜症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

卵巣チョコレートのう胞

卵巣に内膜症病変が発生し、卵巣の中に血液がたまる病態があります。古くなった血液が、あたかもチョコレートを融かしたように見えるので、「卵巣チョコレートのう(嚢)胞」と呼ばれます。病気の名前にお菓子の名前が付くなんて、最初は珍しいな、と思いましたが、国際的にも「Chocolate cyst」でも通じます。

チョコレートのう胞は、その血液がたまるため、卵巣が腫大します。しかし、他の卵巣のう腫に比べて、茎捻転は起こしにくいです。茎捻転とは、卵巣のう腫がある程度大きくなると、一般的には5cmくらいからですが、卵巣の付け根の部分を「茎」とし、のう腫が回転(捻転)することで、この「茎」には卵巣を栄養する血管がありますから、卵巣に血液がいかなくなり、悪い言葉で言えば、卵巣が腐ってしまいます(壊死)。このときに非常に強い痛みを突然起こすことがあり、これを卵巣のう腫茎捻転といいます。
チョコレートのう胞は内膜症ですから、前に書いた「癒着」を多かれ少なかれ伴うことが多いです。チョコレートのう胞は、周りの卵管、子宮、骨盤壁、腸管に癒着していることが多いので、茎捻転はほとんど起こしません。

しかし、チョコレートのう胞が出来ることによる圧迫された痛み、周囲の癒着による痛み、茎捻転ではなく破裂する可能性、チョコレートのう胞があると排卵される卵子の質が低下する可能性、わずかながらもチョコレートのう胞のがん化も言われており、チョコレートのう胞は治療の対象となることが多いです。

治療の適応は、症状と大きさによります。
痛みがある場合、まずは鎮痛剤を使いますが、鎮痛剤が効かなければ、内膜症に対する治療の適応です。不妊症の場合、卵巣チョコレートのう胞 また大きさはおおむね5cmくらいを超えた場合に治療の適応となります。

治療は、「子宮内膜症の治療、ラインナップ」をご覧下さい。

その他、最近チョコレートのう胞のがん化がよく言われるようになりました。
年齢や大きさでがん化のリスクが異なります。チョコレートのう胞全体からみると、がん化するのは僅かですが、他方、卵巣がん全体でみると、40〜50歳代でチョコレートのう胞ががん化した方、決して珍しくないのです。
がん化については、別に書きました。

(平成30年10月26日修正)
posted by 桜井明弘 at 13:56| Comment(131) | TrackBack(8) | 子宮内膜症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月25日

「風疹流行の持続」「MRワクチンて?」「男性も避妊?」 〜風疹に関する質問や話題〜

この記事は、2013年の風疹の大流行の際に書いたものです。

残念ながら、5年経過した今年、再度流行しています。

東京、千葉、神奈川といった大都市に多く見られるのも、5年前と同様です。


さて、風疹を予防するMRワクチンとは、どのようなワクチンなのでしょう。

MRワクチンは風疹と麻疹の混合ワクチン。

混合されている麻疹ワクチンですが、妊婦さんが麻疹に罹患すると流産や早産、死産率が高くなるため、やはり予防が必要です。
当院で集計したデータからも、妊娠を希望される20%の女性が、麻疹ワクチンを打たなければならない低抗体価です。


またこれもよく問い合わせのある質問ですが、

MRワクチンを初め、生ワクチンを接種した後は、接種後2ヶ月間の避妊期間が必要です。

接種後、2ヶ月くらいの間、ワクチンに含まれているウィルスの成分が体内を循環している可能性があるため、この間に妊娠した場合、妊娠中に罹りたくないウィルスに罹ってしまうことになるからです。

一方男性が接種した場合、避妊期間は必要でしょうか。
こちらに記事にしました

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(補筆修正:平成30年10月25日)
posted by 桜井明弘 at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 産婦人科一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月22日

高度生殖医療で行われる卵巣刺激法 〜体外受精では排卵誘発を必ずしなければいけないの?〜

体外受精など高度生殖医療について、簡単に概論をお話ししましたが、今回は高度生殖医療にかかせない、卵巣刺激法についてです。

排卵すること、卵胞が発育することは、妊娠するために最低限必要な事で、生殖医療(不妊治療)では、内服薬や注射剤の排卵誘発剤がよく用いられ、これまで長い間、高度生殖医療ではより多くの卵胞を作り、より多くの卵子を得ることが治療を成功させるには良いとされて来ました。

高度生殖医療では卵巣刺激をしなければならないか、記事にしました。

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(補筆修正:平成30年10月22日)
posted by 桜井明弘 at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 高度生殖医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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